午後より外出。一日置いてで本日も下北沢詣で。友人の女優さん、越智絵理花さんが出演される劇団・The 30's(サーティーズ)の舞台「ea─命─」を観るため、本多劇場正面にある下北沢「劇」小劇場へ。此処は昔定食屋さんだった。20代の頃付き合っていた女の子とよく食べに来た。中は劇場というより映画館のような作り、小劇場というと昔はテントなんかもあったりして、椅子が小さくて硬くて観るのが大変という印象もあったけれど、ゆったりと観られた。お芝居の方も素晴らしかったが、その内容や劇団・The 30'sに関してはまた明日改めて書きます。
芝居がはねてからは絵理花さんの年下の友人・和ちゃん──僕はこのお二人と1月丹波篠山で行われた勝谷誠彦氏のトークショーで知り合った──が神戸から上京していたので、イタリアントマトでビール、続いて先日高校時代の友人Kと行った都夏(つげ)でお刺身と焼き鳥、そこに後片付けを終えた絵理花さんも合流し、今度は3人連れだって北口の庄やで行われたThe 30'sの打ち上げへと参加。小林信彦さんは『日本の喜劇人』の中で、芝居と、それがはねてから一緒に行った人と「めしを食う」のはセットであらねばならない、という旨の発言をされている。
という意味では本多という大劇場から「スズナリ」「劇」という中小の小屋があり、美味い酒と肴を朝まで楽しめる店が点在する下北沢という街は、すごい実力の持ち主なのだと再確認した。