早朝より雨。今日はぎじゅ太の、四回目の命日。缶詰とカリカリを持ってお墓参りに行ってやる予定。ただ、その前に昨夜書き残した原稿を終わらせなければならないのだが、相変わらず眠い眠い病は治らず。6時に目覚ましをかけるものの、ハッとして起きると既に7時半。慌ててiMacG4に向かうものの、どうにも頭が廻らず進みが遅い。何とか書き上がったのが10時半過ぎ。雨はまだ降り続いている。予報では昼には上がるというので、もう一度ベッドに倒れ込む。すると夢を見た。
ふた月に一度くらいの割合で見る、違う部屋で目覚める夢。僕は今とまったく違った部屋に暮らし、まったく別の人生を送っている。現世の記憶は、無い。古くて大きい日本家屋だった。台所や風呂の他に、20畳はありそうな畳の部屋が三つ続いている。それが襖によって仕切られている、そんな家。三つの部屋とひと連なりの、長い長い縁側がある。僕はその一番手前にある部屋の、縁側のすぐそばに布団を被って寝ている。春の陽射しが差し込んでいるのがわかる。何かがぴょんと、かけ布団の上に乗ってジャンプする。「わかった、わかった。もう起きるから」と僕は言う。飼い猫か、あるいはいつもゴハンをあげている外猫のようだ。
「わかったよ、ゴハンだろ?」と言った、その自分の声で眼が覚めた。いつもの、自分のベッドだった。戻って来た──といつものように思う。そしてまた、安心して眠りに落ちた。雨はまだ降り続いているようだった。どのくらい眠っただろう。また、何かがぴょんと掛け布団の上に乗った。そして、もう一匹。肩の辺りと、うつ伏せに寝た腰の辺りに、四つづつの肉球を確かに感じた。それらは、布団の上をぴょんぴょんと跳ねた。「わかったよ。起きれば良いんだろ?」と、その肉球に向かって言った。起き出すと、部屋はしんと静まりかえっていた。雨はやんだようだった。

時計を見ると1時過ぎ。珈琲を立て続けに2杯飲んで無理矢理眼を覚まし、この日記をアップしてから出かけた。実家のある小田急線・新百合ヶ丘まで。立川を廻り、JR南武線で登戸へ、そこで小田急に乗り換える。充分余裕を持って出かけたつもりだったが、駅に着いたのは既に3時少し前。月末なので駅前の銀行で家賃を振り込む、最近はいつもそうだが、この時期ATMは長蛇の列。そこで10分時間を損し、ネコのお墓まではそこから山道を約1時間。着いてみると閉園する4時半まで、30分を切っていた。お線香とお花を買い、お墓に供えてから言った。「お前達が起こしてくれなかったら間に合わなかったよ」と。
帰りは少し遠い、小田急線・生田駅まで歩いてみた。こちらは山を二つ越える。徒歩で約2時間。その間、たくさんの桜を見た。桜の名所と言われる公園を長年ジョギングし続けているが、こんなにもたくさんの桜を見たのは今年が初めてだった。相棒達が、見せてくれたのだと思った──。写真は2003年1月。何か思索に耽るぎじゅ。しかしベロをしまい忘れている。