10時に眼が覚めたものの、二度寝。昨夜は戻ってきたのが3時頃だったか。お風呂に入ったりギターのエフェクターやらシールド(アンプに繋ぐコードですね)なんかを片付けたりしてたら、寝るのが5時を過ぎてしまった。24時間起きていた計算になる。すると昼前、ピンポーンとドアホンが鳴る。出ると「佐川急便です」と。そうだ、忘れていた。一昨日、アパート入口にある宅配ボックス──コチラが留守だと、宅配便屋さんが荷物を入れ、伝票に暗証番号を書いてポストに入れておいてくれる──に荷物が入っていたのだが、暗証番号を廻しても開かなかったのだ。
今までも2、3度あった。ドライバーの人も慌てている時があるのか、間違った番号を入れてしまうこともあるようだ。ただ、決してその時々で思い付きの番号にしているわけではなく、何か乱数表のようなものがあるらしく、配送センターに連絡して受け取りの日にちなどを言うと「では××××を廻してください」となり、無事取り出すことも出来る。ところが今回は「改めてドライバーに伺わせます」となっていたのだ。
で、本日。ドアホンの向こうのドライバー氏は「すみません、どうやら私が番号を入れ間違えたようで」と言う。今不動産屋さんに電話しましたので──エントランスには管理会社の連絡先が貼ってある──後1時間ほどお待ち下さいとのこと。僕の方はそれで起き出し、お風呂に入ったりしていると再びピンポン。出ると故・淀川長治氏に似た、人の良さそうな初老のドライバーさんが恐縮そうに立っている。「今無事開けて貰えましたので」と受け取ったのは注文していたユニクロのカットソー。それに加え、「ご迷惑をおかけしましたので」とわざわざ菓子折をくれる。「イイのに、そんな」「いえいえ、お納めください」となり、頂戴する。
宅配便のドライバーさんは、お歳を召した方が時々いる。おそらく定年してからの再就職なのだろう。ミスして、何も判ってない配送センターの若僧の上司とかに怒られなかっただろうかと思う。そもそも、一昨日この荷物が届けられた時、僕はジョギングをしていたのだ。今日も昼まで寝ていた。しかしその時、僕より確実に10才は年上の淀長ドライバー氏は働いていらしたのだ。その上、途中でこの菓子折を買ってくれたのかと思うと恐縮する。開けてみると和匠庵の水ようかんだ。わー、大好物です。それに明日からはまた原稿書きが始まる。甘いものが欲しかったのだ。一礼して、ネコにもお裾分けとiMacG4に貼り付けた相棒達の写真に二つお供えする。昨夜のタクシー運転手さんもそうだったが、最近のオレは良い人に恵まれている。