6時に眼が覚め、さて走るかと起き上がろうとしたが、ずっしりとした疲労が身体を被っているのでjogは自粛。考えてみれば一昨日までかなり根を詰めて仕事をしていたのだなあと思い、昼近くまで眠る。午後、確定申告の書類作りをお願いしている税理士の先生よりTEL。出来上がりました、ということなので、今日は三村京子さんの練習だから、その前に受け取りに行くことにする。遅い午後にはかなり強い雨が降っていたが、5時過ぎに出ようとした時はパラパラと落ちる程度だったので傘を持たずに外出。
が、しかし。中央線が中野に差し掛かる頃から窓から眺める街並みには傘を差した人の姿が目立ち始め、四谷を過ぎ何気なくお堀を見ると、水面が強い雨粒で波紋を作っている。先生の事務所の最寄り駅・水道橋に着いても雨あしは一向に収まらず、そして悪いことに降りた後楽園遊園地側の出口付近にはコンビニもなく、はてどうしようかと思ったらナント改札の先に「傘の自動販売機」なるものがある。400円と1000円があるが、突然の雨のせいか400円の方はすべて売り切れ。仕方なく1000円の方を購入。色は黒のみ。どうせオジサン臭いサラリーマン風なヤツだろうと思ったのだが、これが差してみるとナカナカにオシャレ。
黒に見えた取っ手は渋い焦げ茶で、柄も骨の部分も洒落た、黒炭を思わせる木製。布も分厚くしっかりしていてちょっとザラついた質感もいい。そしてワンタッチ。これは良い買い物をしたとホクホクしていたら、実はコイツ、見た目だけのヘタレ傘野郎であったのだ。先生のところで書類を受け取り7時過ぎにスタジオのある高田馬場へ。小降りになってはいたが雨はまだやまず。さて傘をと広げてみると、たった20分くらい差していただけなのに、もう布と骨の部分を繋いでいる糸が切れてやんの、チクショーメ。でもまあ、確かに根性の無いダメ傘野郎ではあるのだが、見た目と機能性は悪くないので修理して使うつもり。
さて気を取り直して練習の方ですが、今日はキーボードのマスダユキさんに加え、岸田くんという長身の打楽器奏者が参加。この人は非ロック感覚のあるドラマーというか、スタジオのドラムセット以外にも自分で色々と細々したパーカッションを持参し、それらを叩いたり擦ったり、まるで唄うように演奏する。富樫雅彦、もしくはグレイトフルデッドのミッキー・ハートのよう。つくづく思うのだけど、今の若い人達というのは、実に多用なものを自由に貪欲に取り入れる。ロックであろうがジャズであろが、クラシックからアヴァンギャルドまで、しかも新しいものから70年代、60年代の文化であっても、良いものは良い、面白いものは面白いと楽しんでしまう。それは特にミュージシャンに限らない。映像を撮る人も文章を書く人でも同じだ。実にしなやかである。
それにしてもバンドの練習というのは楽しいです。「ココのリズム、こうしてみようよ」なんてアイデアを出し合って、やってみて「ウン、やっぱりコッチの方が良いですね」なんて実感しあうのが嬉しい。1+1が2じゃなくて、4や5になる面白さですね、コレは。2時間弱やって終了。後は個々おさらいして本番にのぞみましょうと別れる。10時前、我が家最寄り駅に到着すると雨はやっと上がっていた。