昨日テープを起こし終わったのが夜の11時過ぎ、と書いた。本日は朝6時に起床。一気に書き上げる──と言いたいところだがこれが、書いても書いても終わらない。編集さんには正午までに送りますと伝えていたものの、午後2時になり3時になり、それでも終わらず。結局、400字詰め原稿用紙にして約32枚が仕上がったのが夕方5時過ぎ。その間、栄養補給をしたのは2度だけ。朝、書き始める前に黒砂糖小さじ4杯を入れた甘ぁ〜いアイスココアをコップ2杯、昼過ぎ、小さめのドンブリにゴハン、野沢菜入りチリメンジャコともずく、生タマゴをぶっかけ、お醤油とゴマをふりかけ約10分でかっこんだのみ。さすがにメールで送り終えた後、iMacG4前の椅子から立ち上がった時にはフラリとよろけた。立ち眩みとかではありません、いわゆる“膝が嗤う”というヤツですね。
ただ、僕なんぞはモノ書きとしては圧倒的に集中力が欠如している方なので、執筆しつつもフト立ち上がり洗濯物を取り込んだり畳んでタンスにしまったりという息抜きを時々いれている。人によっては──例えば去年『猫の神様』ブログでお世話になって以来、いつも覗きに行かせてもらっている医療翻訳をされている方などは、集中すると2日ほどご飯を食べることすら忘れて仕事に没頭するそうである。ご本人はその間「霞でも食っていたのか」と書かれている。そう言えばかの勝谷誠彦さんも、いざ小説の執筆に取りかかると食事も摂らずに集中するそうだ。美食家で、長年の編集担当者をして「しゃべっていないところを見たことがない!」と言わしめたあの勝谷氏が、一切の言葉を発せず愛用の親指シフトキーボードを一心不乱に叩いている姿は、まさに作家かくあるべし、であります。見習わねば。
しかしマア、さすがの僕も今日くらい追い詰められると、部屋をウロウロとしつつもアタマだけは文章を考えている、という感じにはなってくる。つまり、キーボードを叩きつつコップを口にやりもうお茶が無いと思いきや立ち上がり、冷蔵庫へ行きクーラーポットから烏龍茶を注ぎレンジに入れて1分30秒チンする間にトイレに入り──何せお茶をたくさん飲むのでオシッコが近い(涙)──レンジからコップを取り出し再び椅子に座るまで、意識だけはiMacG4の前という状態になる。ほとんど幽体離脱ですね。しかも原稿が山場に差し掛かるとランニング・ハイならぬライティング・ハイになり、気が付くと「ウヒヒ」と笑っていたりする。気持ちが悪いねどうも。
ともあれ、原稿書きはひとまず終わりました。明日からはしばらく取材の打合せの日々が続く。すっかり春めいて来たし、外に出るのが楽しみだなあ。