7時起床。朝いちばんにジムへ行って、午後より外出。銀座一丁目の「gallery松林」というところで行われていた
しきはんさんこと、針穴写真家・遠藤志岐子さんの個展を見に行く。写真が好きな友達
hatooonことCちゃんを誘うと、実は偶然しきはんさんのブログや
flickr──Yahoo!が運営するオンラインアルバムサービス、プロアマ問わず多くの写真家が作品を発表している──を見つけ、以前より「ずっとイイなあと思ってたんです」とのこと。じゃあ行こう行こうと東京マラソンの余韻も醒めやらぬ銀座へと出かけていったワケです。
「gallery松林」は銀座一丁目の交差点を東側に二筋入った三原通りの奥野ビルという建物の中にある。まずこのビルがすごかった。なんと昭和7年に建てられた鉄筋建築で、日本最古のエレベーターがある。Cちゃんは「コレってタモリ倶楽部のエレベーター特集でやってたのですよね?」と言う。僕もたまたま観ていた。扉が手動式(!)の、外扉の内側に蛇腹式の内扉がある、ニューヨークあたりの古いアパートメント風。
階段や手すり等、内部はもう小津安二郎の映画の中は入り込んでしまったような感覚に襲われる。後からしきはんさんに聞いて知ったのだが、かつては住居として使われていたとか。小津で言えば『秋日和』で原節子と司葉子の母娘が住んでいた、あのアパートメントのようだ。ギャラリー内は、今回は「壁全体をパノラマの針穴写真で埋め尽くしたかった」というコンセプトだそうで、大きいもので横2メートル、縦70センチ程の大きく引き伸ばした紙焼きが張り巡らされていた。しきはんさんの作品はPCモニターで見ても良いが、こうして巨大になるとまさにアートという感じがする。
帰りには本場(?)銀座コージーコーナーでお茶。Cちゃんは栗のパイケーキ、僕は苺のムースをいただく。甘い物は大好きだからケーキはいつでも食べたいのだが、オジサンが一人喫茶店で苺のムースをスプーンですくってる図は不気味なので普段は我慢している。だからこういう女子連れの時がチャンスなのであります。一口ずつ相手のケーキを交換し、「ああ、美味しい美味しい」と食す。考えてみれば彼女もしきはんさんも、ネットを通じて出会い、リアルな場でも友達になった人だ。一月には勝谷誠彦さんのトークショーで、神戸の和ちゃんやまよしーさんにも出会った。その勝谷さんだって考えてみればネットを通じて知り合った人だし。今後も同様の出会いが増えて行くんだろうな、と思った。
40才を過ぎた頃、もうこの歳になると新しい友達なんて増えないんじゃないだろうかと、漠然と思っていた。でも違った。インターネットというのは人と人との新しいコミュニケーションの場なんだなあなんてことを、改めて感じる。