7時前にいったん眼が覚めるものの、そうか、今日からは特に早起きする必要はないんだ──と思い出しもう一度ベッドに倒れ込む。9時少し前、宅急便が来て起きる。10時より、久しぶりにのんびりした気分で走る。121分。戻ってTVをつけると、自民党の北海道1区支部選考委が杉村太蔵センセイを推薦しないことに決めた、というニュースをやっていた。まあ、それは良いとして、VTRに映るタイゾー先生のしゃべり方が以前とまったく変わっているのが気になってしかたない、というか見ているのが苦痛になるほど気ずかしい。本人が意識してるのかどうか判らないが、あれは完璧に小泉元首相のモノマネだ。それもかなり下手な。
人間というのは、誰かに強く憧れたり、影響を受けたとしても話し方が似たりはしない。自分というものを見失い、誰かに依存したり、誰かの価値観にすがろうとした時に同じようなしゃべり方になる。インチキ宗教屋はたいてい教祖と同じしゃべり方になるし、カリスマなどと言われるベンチャー企業経営者がいる会社は、社員が同じような口の聞き方になる。あれもおそらく本人は気づいていないのだろうが、相手をするこちらは相当に気恥ずかしいものだ。まあ、人の振り見て何とやらと言うから、自分も気を付けなくてはとも思うのだが。
そんなことよりも、自民党本部はそれでも太蔵センセイがチルドレンの象徴であり、人気と知名度があるので調整を計っていると報じられ、一方かの武部センセイはタイゾー君を「生意気極まりない」と発言している。政治家というものは、生意気だからダメで人気があるからOKというわけではない。自民党という政党は、根本的に何かを勘違いしているとしか思えない。