9時起床。130分走る。今年はいつになっても秋が深まらないような気もするが、外に出るとほんの少しずつではあるが冬が近づいているのを感じる。まずは今日のように陽射しの強い秋晴れの遅い朝でも、空気の冷たさは否応なく感じる。それと、次第に増えていく落葉。管理業者の人が背中に背負った掃除機みたいな機械でぶわーっ吹き飛ばし、売店のお姉さん達も竹箒で掃く。そう言えば、最近は朝起きて寝室の窓を開けると焚き火の匂いがする。隣に大きなお寺があり、若い坊さんが早朝境内を掃いた落ち葉を燃やしているのだ。
我が家はTVも電話もインターネットもJ:COMというケーブルテレビに契約して繋いでいるのだけれど、今日は午後にモデムを交換するために技術の人が来た。何でも今まで使っていた機種はメーカー保証が切れるそうだ。この部屋には、基本的に僕以外の人間が入ることはない。元々友人は多い方ではないし、何しろ辺鄙な場所にあるので──いちばん近い駅からでも歩くと30分以上かかる──フラリと遊びに来るような酔狂な人はいない。だから、みャ太とぎじゅ太が生きていた頃は、こうして誰かが訪ねて来る時は、まず彼らを避難させなければならなかった。飼い主が非社交的だと人間に慣れる機会も無いのでネコも大変なのだ。
特に長い時間かかる時には寝室にトイレと水を運び込み、閉じ込めておく。最初はニャーニャー言うけれど、誰かが来た気配を察すると静かになる。でもまあ、今はそうする必要もにない。取り敢えず仕事部屋をざっと掃除して、その辺に置きっ放しのアダルトDVDなんかを片付けて──いやアノ、コレは趣味で観てるワケじゃなくて、ボクの場合仕事なので、などと言い訳しても通用はしないだろうから(涙)──さてコレで良いだろうと思ったのだが、我が家の愛機iMacG4にはみャ太とぎじゅ太の写真が貼り付けてある。モデムの交換だから、設定のために係の人がキーボードを操作するかもしれない。
少し考えてから、その間だけデスクトップの写真を代えておくことにした。「なー、みャ太ぎじゅ、恐いオジサン来るからちょっと隠れていようか?」などと言いつつ。でも結局モデムの交換はただ機種を代えるだけで10数分で終わった。「みャ太ぎじゅ、オジサン帰ったよー」と言いデスクトップに写真を戻す。モデムが新しくなったせいかネットへの通信速度は心持ち速くなったような気がした。