年に何回かあるのだけれど、眼が覚めて「ああ、今日は走りたくないなあ」と思う。理由はよく判らない。昨日はあれだけ好調だったから自分でも不思議だ。身体の奥の方に意識出来ない疲れがあるのだろうか。週末かなり集中して原稿を書いたので、今日は少し怠けようかなと午前中はフトンの中でずっとうとうとして過ごす。
すると、とある文芸誌の有名編集長である「みのもんた」にこんこんと説教される夢を見た。僕はその雑誌の新人賞に応募した若手作家のひとりで、同じように応募した二人の男と共に出版社の打合せ室のような場所に呼び出されている。テーブルの上には三人が書いたらしい原稿の束が乗っていて、そのひとつを手に取ってみのさんが僕に言う。「アータがトーラさんね。アータのがいちばんダメ」。
みのさんが言うには、僕の書いたものは「社会に受け入れられる部分と自分が主張したい点の接点ばかり探してすり寄ろうとしているからダメ」なんだそうで、「もっと自分を掘り下げて、社会も自分も気が付かない、世間がハッと目覚めるようなモノを書かなきゃダメ」と言う。言い終わるとみのさんは「ハイ、それではお三人さん、そこんトコ注意して書き直していらっしゃい。じゃ」と言って出て行った。
眼が覚めてから「ウーム、サスガはみのもんた、良いコト言うなあ」と感心していたのだが、考えてみればこれは僕が見た夢なので、作演出、台詞に至るまで考えたのは僕なんですよね(涙)。さて、リアルタイムで現在コレを書いているのが6月12日午後10時10分前。W杯日本の初戦、対オーストラリアのキックオフまであと10分です。これに勝つ負ける、あるいは引き分けで、明日の日本中のメンタリティが変わってしまう。コレはやはりすごいことです。日記はこの辺りにしてTVで観戦したいと思います。でわ。