今週のNHK朝ドラ『ばけばけ』月曜日、2月9日放映の冒頭、吉沢亮演じる教師・錦織友一が、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の日本滞在記を読みながら、嬉しそうにこう呟く場面があった。「At middle school,my colleague, Nishikori Yuichi, handles everything admirably.(中学校では、同僚の錦織友一が万事よくやってくれている。)、そしてこう続く。「He is my only close friend with whom I share literary taste.(彼は文学的にも気が合う唯一の親友である。)。ヘブンさんにこう書かれて、ニシコオリさんはニコニコだった。そうだろうなあ、わかる、わかるよ。ただし、初心者の英語初心者はこの「with whom」がわからない。難しい。「whom」は「誰を」「誰に」を意味する、目的格の疑問代名詞もしくは関係代名詞である。僕らのような昭和英語学習者は、一応「whom」は習った。ただし現代の英語、特に口語では「who」で代用され、ほとんど使われないとも聞く。だから「He is my only close friend who share literary taste with me.(彼は私と文学的な嗜好を共有する唯一の親しい友人である。)」としてしまいそうなのだが、でも「friend with whom I share」の表現の方が実に深い。「友だち」として「私が共に(with)共有する(人)」と言われた方が、錦織サンは嬉しいんだろうなあ。