4時起床。いつものように歯磨きやストレッチをして、5時過ぎにウォーキングに出た。すると路地を曲がった先、道路に人が倒れていた。傍らに立っている若い女性が困ったような顔で苦笑していたので深刻な事態ではないとは思ったものの、早朝の住宅街である。見て見ぬ振りはできなので、近づいて「どうかされました?」と声をかけた。20代後半といったところだろうか、Tシャツにジーンズ姿、女優の門脇麦ちゃんふうの化粧っ気のない女の子は「すみません、大丈夫です」と言う。朝まで飲んでたのかなと思い、「酔っ払っちゃったの?」と訊くと、「いいえ、なンか、疲れちゃったって言って」と答えた。倒れているのも若い男の子で、「すみません、疲れちゃったんです」と顔を伏せたまま言う。病気や怪我じゃないようなので、「まあ、そういうときもあるよね」とその場を離れた。女の子は「すみませんでした」と頭を下げ、男の子もアスファルトにうつ伏せになったまま、「すみません」と言った。
歩きながら思った。オジサンやオバサンに比べると、若いということは可能性に溢れ溌剌として幸せだ。ワクワクするような楽しいこともいっぱいある。でも、そのぶん辛く苦しいことも多い。時に地面に倒れ込んでしまうほど、疲れ切ってしまうこともあるだろう。僕だって彼らくらいの歳の頃は、毎日が生きていくだけで精いっぱいだった。毎朝4時に起きてウォーキングに出る元気なんて、とてもなかった。45分歩いて戻ってくると、2人の姿はなかった。もうすぐ午前6時。彼女と彼は、もうどこかで休んでいるかもしれない。つげ義春の短編
「紅い花」のラスト、「キクチサヨコ、眠れや」という台詞をふと思い出した。
※写真は『つげ義春作品集』(青林堂・1977年)より。「紅い花」のラストシーンを複写してみた。data:iPhone15Pro 2 × #Instagram #MOLDIV #ORIGINAL
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