段ボールひと箱ぶんの本を処分した。ちょうど今住んでいるこのアパートに引っ越してきた頃、2014年の秋から2020年にかけて、数10冊のいわゆるゴーストライター本を執筆した。その資料本である。だからすべての本にびっしりと、何10枚もの付箋が貼り付けられている。それを剥がすだけでもひと苦労だった。我ながらずいぶんたくさんの本を読んだものだと少し呆れる。これとほぼ同数くらいは図書館で借りたと思うし、忙しくて時間のないときは、お風呂で読めるという理由で電子書籍(kindle)も10冊くらいは購入したはずだ。おかげでそれまでまったく興味のなかった分野の物事を勉強できた。しかし、それがちゃんと身になっているかどうかは大いに疑問が残る。自分自身が何かを知りたい学びたいと渇望して読んだわけではない。言ってみれば仕事のためお金のため、無理矢理漁った知識の数々なのだ。
それ以上にこうして掻き集めるが如く本を買い、用が終われば古本屋さんに引き取ってもらう。この行為は書物というものに対する大いなる冒涜ではないか、という気持ちがある。何冊本を書いてきても、自著の新刊が出来上がってきたときの歓びは言い尽くせない。それは決して著者だけではない。共に苦労した編集さん、素晴らしい装丁をしてくれたブックデザイナーさん。本とはそれに関わってくれた人々の、言わば愛しい子どものようなものだ。買ってくれた人には抱きしめるように読んで欲しいし、読み終えたときには飾るように本棚に挿し、本の背を眺めて欲しい。そしてずっとずっと旧い友だちのように、時々手を伸ばしてはページをめくって欲しい。これからは、そういう本を書きたいと思う。
※写真は一昨日の公園。SL展示場の紫陽花。後ろに見えている列車は、蒸気機関車「C57-186」接続された、当時のいわゆる「三等客車(スハフ32-2146)」。data:iPhone12Pro 2 × portrait mode #Instagram #MOLDIV #ORIGINAL
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