今週の『ラジオ英会話』「get」の用法、最後は「目的語説明型」だった。いわゆる「第5文型・SVOC」である。「I got Frankie to do it..(私はフランキーにそれをしてもらいました。)」という例文が出て来た。「目的語説明型」に「to不定詞」を使うパターンである。英会話番組を聴き始めて、まず戸惑ったのがこれだ。というのはおそらく、僕ら昭和の英語教育世代は「to不定詞」を「〜することを」とか「〜するために」と習ったからだと思う。講師の大西泰斗先生によれば、「to」に元来そのような意味はない。「to」とは単に場所や点、行為などを「指し示す」だけの前置詞だという。つまり上の例文だと「私はFrankieがto以下の行為に進むようにgetした」という意味であり、昨日まで書いてきたように「get」は「動き」なので、getがFrankieをto以下の行為に「押している」感触なのだという。
「第5文型・SVOC」と言えば「目的語=補語」の関係になる。つまり「O=C」。典型的なのが例えば「We named our son Jun.(私たちは私たちの息子にジュンと名付けた。→「息子=ジュン」)」という補語に名詞が来るパターンだ。しかし『ラジオ英会話』の講師・大西泰斗先生は口癖のように「英語は配置の言葉」と仰る。ゆえに「その位置に置かれれば何でもC」になる。「to不定詞」も同様。なので、
【用例① get+to不定詞】だと以下。
「get him to help me(彼に助けてもらう)」
「get her to babysit(彼女に子守をしてもらう)」
「get her to translate it into English(彼女にそれを英語に訳してもらう)」
「I’ll get Emi to help me with the Japanese translation.(私はエミに日本語の翻訳を手伝ってもらいます。)」
【用例② get+前置詞句】
「get the suitcase into the car(スーツケースを車に入れる)」
「get the bicycle into the garage(自転車をガレージに入れる)」
【用例③ get+形容詞】
「get dinner ready(夕食を準備する)」
「Have you got the drinks ready for the party?(明日のパーティの飲み物の準備はした?)」
【用例④ get+過去分詞】
「get my homework done(宿題を終わらせる)」
「get the job done(仕事を終わらせる)」
「I have to get this report done by tomorrow.(私は明日までにこのリポートを終わらせなければなりません。)」