7時起床。今日も朝から原稿書き。11月13日に取材したAV監督・二村ヒトシさんのインタビュー原稿。先月今月と二回に分けて書こうと思っていたのだが、あまりに話が面白くて来月まで続けて三話完結にすることにした。こういうことが出来るのも『ビデオメイトDX』(コアマガジン刊)という雑誌だからであり、マツヘンこと松沢編集長という20年来の友人が作っているコダワリのAV情報誌だからだ。
そもそもこのエロ本が売れない御時世に、AV監督だとかプロデューサーへの取材なんて地味なことをやらせてくれる雑誌なんて本当に、無い。読者はそんなモノ求めてないですよ、読者がエロ本に求めてるのはエロだけですよ、というワケだ。そうなると必然的に取材物は撮影現場ルポか、AV女優への当たり障りのないインタビューとかになる。初体験はいつ? とか、変わった場所でエッチしたことある? とか。
でも、そういった読みでのない文章ばかり載せているから誰もエロ本なんて読まなくなったのではないか。そして、実はそういう雑誌から先にバタバタと廃刊になっている。僕は思うのだけれど、90年代から先、雑誌やJポップと言われる音楽を含めた多くのサブカルチャーは、消費者を拡大せんがために「今まで雑誌を読まなかった人」「ポップスを聴かなかった人」達に向けて発信しようとし過ぎてなかったか? その結果、本当に雑誌が好きな人は誰も雑誌を読まなくなり、本当にポピュラー音楽を愛している人は流行歌を聴かなくなった。
大晦日になっても、もう誰もレコード大賞や紅白を観ない。雑誌を買うのは、コンビニでお弁当やオニギリを買うついでに雑誌コーナーを眺める人達だけだ。インターネットに文章を書き始めて一年が過ぎた。たくさんの方にお便りを頂いてつくづく思うのは、自分が読みたい文章を求めてネットを彷徨っている人が如何に多いか、ということだ。僕は、そういう人に向けて文章を書いていきたい。