昼間は相変わらずクラシック音楽を小さな音で流しながら原稿を書いたりしているのだが、夜、お風呂から上がってビールを飲むときはデラニー&ボニーを聴いている。ミシシッピとイリノイ出身の夫婦(デラニー・ブラムレットとボニー・ブラムレット)をメインにしたこのバンドは、1969年に元クリームのエリック・クラプトンとジンジャー・ベイカー、そして元トラフィックのスティーヴ・ウィンウッドが結成したスーパーグループ「ブラインド・フェイス」のアメリカ・ツアーのオープニング・アクトに起用されたことで注目された。しかしその共演で彼らの音楽性にすっかり魅了されてしまったクラプトンさんはブラインド・フェイスを解散、デラニー&ボニーのバンドに入ってしまう。そうやって発表されたのが『オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン〈On Tour with Eric Clapton〉』(1970年)というライヴアルバムだ。