昨夜はこの冬初めて加湿器をつけて寝た。僕は喉と鼻の乾燥に弱い。だからエアコン系の暖房は一切使わない。オイルヒーターが我が家の主力である。テロンギ社から始まったあの羽のようなのが幾重もあるヤツ。この季節になるとタオル等の洗濯物をその上に置き、汚れても良い雑巾を乗せ、その上にさらにネコが乗るというのがココ10年余り変わらぬ風景である。
今年はみャ太がずっとベッドの、マクラの横で寝ているのでその脇にヒーターを置いてある。加湿器を使うとさすがに朝起きた時の喉と鼻が楽だ。ネコはどうなのだろう? 最近は以前のように鼻が詰まって苦しそうな息をすることはなくなった。ただ、それが良いことなのかどうかしわからない。
昨日辺りから水が飲みにくくなっているようだ。流しの下に来て飲みたそうな顔をするので上げてやるのだが、じっと流れる水を見ながら思案している。やっとのことで飲もうとしてもあきらめたようにやめてしまう。なので今日は数時間おきにスポイトで飲ませた。口を開けるのが痛いのだろうか、薬を飲むのもすごくイヤそうだ。
結局のところ、と思う。気持ちが暗くなるのはコイツに何もしてやれないという自分の無力感なのだ。しかし、何度も書くけれどもどんなに無力感を抱いたってネコの病気は治らない。自分はやれることとやるべきことをやるしかない。明日は獣医さんはお休みの日。金曜日に連れて行って、この痛みを軽減する方法があるかどうか相談してみるしかない。
今日はベッドのシーツを替えた。このネコは洗濯したての新しいシーツが好きだ。ベッドメイキングを邪魔して、ネコにとってはとてつもなくデカいセミダブルの真ん中にデーンと寝そべる。今日もそうしていた。眼にはまだまだ光がある。猫の額(?)をかりかりと掻いてやるとゴロゴロと嬉しそうな声を出した。