昨日の続き。1989年の7月にアメリカに渡った。「成田〜LAX(ロサンゼルス国際空港)」の6カ月オープンチケットだったので、まずはダウンタウンLAのグレイハウンドバス停留所近くに宿を取った。3日ほどいたのだが治安的にけっこうヤバい場所だった。映画『BROTHER』で北野武にオマー・エップスが「オマエがぶつかったからボトルが割れたじゃねえか」と因縁をつけ、逆にのその割れた瓶で片目を突き刺される場面、あの近くである。なのでディズニーランド近くのアナハイムに移ったのだが、観光地なのでやはりホテル代が高く、今度はハリウッドの西、ウエストウッドに戻った。ココがよかったですね。静かだし治安もいいし、UCLAのある学生街なので自由な雰囲気に溢れてる。ホテルも平屋でパティオがあるコテージ風。尚かつ料金が安く、フロントのオバチャンもいい人だった。そんな街をカメラ片手に散歩していると、ウィルシャー・ブールバードからUCLAに向かうところの映画館(Regency Village Theatre)の前に、長い長い行列が出来ていた。
そろろそ暗くなろうとする夕方の時間にも関わらずこの人気、いったいどんな映画がかかっているのだろうと見ると、看板には
「When Harry Met Sally,,,(ハリーがサリーに会ったとき)」と書かれていた。なんとタイトルだけでは内容の想像しにくい映画なのだろうかと思ったけれど、日本の配給会社も同じ印象だったらしい。『恋人達の予感』というけっこう無理めな邦題になった。Wikipediaで調べるとアメリカでの封切りは 1989年の7月21日。日本を発ったのがまだ梅雨明け前と記憶してるから日付は合う。そこから僕はグレイハウンドバスに乗ってソルトレイクシティ、オマハ、シカゴ、ニューヨークと点々とし、今度は飛行機でサンフランシスコ、そしてハワイへ渡り、最終的に11月の下旬、成田に帰る大韓航空ジャンボ機の中でこの映画を観た。日本公開は同年12月23日だから、一足早かったようだ。
今日覚えるべき英語構文も昨日の続き。『ラジオ英会話』Lesson 149 「(importantだけではない)[重要な]を現す形容詞:essential、vital、key、crucial」より。
Your presence is vital for the survival of this company.
(君の存在はこの会社の生き残りにとって不可欠だ。)
「vital」とは「生命に関わる」というイメージを持つ単語だそうだ。医学用語で「体温・脈拍・呼吸・血圧」のことを
「バイタルサイン」と言うらしい。日本語になっていてお医者さんや看護師さんが「患者のバイタルは?」というふうに使うという。なので上の文は「君がいなければこの会社は死ぬ」というくらい「重要」となる。ふむふむ。
※本日の東京は一日中雨が降り続いた。家から一歩も出ずに原稿を書いたので、写真も昨日のジョギング中に撮ったもの。公園の遊具ゾーン。data:iPhone6 #Instagram #MOLDIV #NIGHTFALL