先週かなり根を詰めて仕事をし、尚かつ4日も走ってしまったせいで昨日からかなりバテている。簡単な原稿がまったく進まない。いわゆる「アタマが回らない」というヤツですね。なので今朝もジョギングは自粛し、10時過ぎまで寝た。ノロノロと起き出してテレビを点けると、男子の〈マラソングランドチャンピオンシップ〉をやっている。チャンネルはTBSだ。設楽悠太選手が独走状態で、2位グループには鈴木健吾、大迫傑、服部勇馬といったランナーがひしめく、という状態。そこからはNHKの女子とザッピングしながら観た。結果は皆さんご存知の通り。怠けて遅寝をしたせいで、久しぶりにすごいレース、特に男子の方はまさにデッドヒートを見せてもらったなあという感じ。これに先だって、先週水曜日に放映された『マラソングランドチャンピオンシップ 東京五輪代表を懸けた運命の決戦へ』(TBS)というドラマを観ていた。
瀬古利彦(日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)や、日本陸連長距離マラソンディレクターの河野匡(大塚製薬女子部監督)、五輪強化コーチの坂口泰(中国電力総監督)と山下佐知子(第一生命監督)という人々が、どうやってこのシステムを作り上げたかという再現ドラマだった。思うのは、マラソン関係者、その上層部が変われば、これだけすごい選手が生まれるのだし(事実、男子は日本最高記録が16年ぶりに2回も出た!)、選考レースはココまでスリリングになる、ということだ。今日、テレビ中継を観て、「僕は(私は)マラソンランナーになりたい!」と思った子どもたちが日本中に何人いたことか。NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』にて、ショーケン(萩原健一)演じる高橋是清が、主人公の田畑政治(阿部サダヲ)に問う。「それはお国のためになるのかね?」と。そして「カッパのまーちゃん」こと田畑はこう答えるのだ、「お国にためにはなりません。ただし、若い者の励みにはなります」。
※写真は9月12日木曜日。秋らしい景色。data:iPhone6 #Instagram #MOLDIV #WINDY