昨日昼近くまで寝たせいか昨夜はほとんど眠れず、朝4時半にあきらめて起き出し、夜明けと共にjogに出た。曇り空の下、136分。少し前に「どうにも仕事の調子が出ない」とこの日記に書いた。要は「やる気」が出ないのですね。すると脳科学者の茂木健一郎さんが「note」に書かれたこんな一文を眼にした。曰く
『行動するためには、「やる気」は必要ない。』。リンクしつつ、短いものなので以下全文引用させて頂く。<なにかを始めるのに「やる気」は必要ない。「やる気」は、それがないことを口実に行動しないときの言い訳に使われるだけである。毎日繰り返す、仕事や勉強、運動は、「やる気」があってもなくても、淡々と実行するのみである。「やる気」を要求すると、かえって敷居が高くなって行動しにくくなる。だから、行動するためには、「やる気」は必要ない。>
なるほど。確かに我が身を振り返ってみれば、ジョギングやジムは毎回「さあ、走ろう」とか、「ジムに行くぞー」とか明るく前向きにヤル気満々で出かけていくわけではない。そういう気持ちになるのは多くて月に1度か2度だ。しかも、だからと言ってヤル気の無い日は上手く走れないとか、筋トレを途中でやめて帰って来てしまうなんてことはない。今朝もほとんど寝てないので、「ふあぁ、眠いなあ」「でも眼が覚めちゃったから走るか」くらいのどちらかというとネガティヴな気持ちだった。にも関わらず136分とけっこう長めに、それなりに軽快に走ってしまった。
そう考えると例えば僕の場合特に、取材なんてものは「さあ、ガンバロー!」と元気に出かけていったためしはほとんど、ない。大抵は「緊張するなあ」とか「上手くいかなかったらどうしよう」とか気に病みながらノロノロ出かけて行って、結果「ああ、面白かった」とか、「貴重なお話を聞けた」ということになる。原稿書きに関して言えば、「ヤル気」がある無いとつべこべ言わずにまずは座ってiMacに向かうこと、取り敢えずキーボードを叩くこと──といったことでしょうか。茂木先生の言う<行動するためには、「やる気」は必要ない。>、これからの人生で座右の銘にしようと思いました。
※写真は今朝の風景。東京我が家近辺、昼間は晴れたが早朝はどんよりとした朝だった。公園のグラウンド。芝生に桜の葉が落ち始めて、早くも秋の気配がした。明日から9月。data:iPhone6 #Instagram #MOLDIV #FOREST