名盤の誉れ高い『オーティス・ブルー』である。人種差別の激しかった時代、レコード会社が少しでも白人層に買ってもらえればと考えて、白人女性の写真を使った苦肉の策という説がある。実際にオーティス・レディングという人の存在を知ったのはその少し後だと思う。「モンタレー・ポップ・フェスティバル」の記録映画がある日曜日の昼間テレビ放映されて観た。あの「I've Been Loving You Too Long」のイントロで、「We all love each other, don't we?」と観客に語りかける有名な場面である。もちろん字幕では「愛しあってるかい?」と出る。ところで発見と言えば、すっかり忘れていたのだが、『RCサクセションのすべて』上記リンクの複写2枚目には、サックスが2本入り、破廉ケンチもリンコさんもエレキ、清志郎さんは何とハンドマイクで唄っている写真がある。1973年のことである。
※YouTube画面は「モンタレー・ポップ・フェスティバル」のオーティス・レディング、「トライ・ア・リトル・テンダネス(Try a little tenderness)」。タイトルの「オーティスのレコードを聴きながら、ガッガッ!」はRCのセカンドアルバム『楽しい夕べに』所収、「去年の今頃」に出て来る歌詞。また、古井戸のサード・アルバム「ぽえじー」所収の、清志郎・チャボが初めて本格的に共作したとされる名曲「コーヒー・サイフォン」には、「いい歌だね、煙草とコーヒー」と、二人でオーティス・レディングのレコードを聴く場面が描かれている。