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ザ・モンキーズのメンバー、ピーター・トークが亡くなったというニュースが流れた。思えばザ・モンキーズは、僕が生まれて初めて生で観たロック・バンドだった。1968年10月の武道館公演である。当時の子どもたちの多くがそうであったように、僕と4つ年上の兄貴はテレビ番組『ザ・モンキーズ・ショー』を毎週夢中になって観ていた。そこで兄貴がオフクロに「連れていってくれ」と頼み込んだのだ。母親もそういう芸能事が決して嫌いな人ではなかったので引率してくれたというわけだ。それにしても今思うと、よくチケットが取れたものだ。あの大混乱だったザ・ビートルズ日本公演は、そのたった2年前のことなのだ。「ビートルズとモンキーズじゃ格が違うだろう」とおっしゃる人もいるだろうが、それはやはり後の歴史的事実であって、日本での「アイドル」としての人気は、さほど変わらなかった気がする(ただしあの頃「モンキーズはもう落ち目」とは言われていたが)。 その「アイドル」というイメージからだろうか、かつて<日本公演のとき、モンキーズは楽器を弾くふりだけしていて、実は舞台裏でエイプリールフールが演奏していたのだ>というまことしやかな噂があった。エイプリールフールとは細野晴臣さんや松本隆さんがはっぴいえんどを結成する前に在籍していた伝説のバンドだ。これについては「ミュージックカレンダー」というネットコラムで、音楽著述家の中村俊夫さんが書かれている。コンサートの際、ブルーインパルス、ポニーズ、そしてフローラルという日本のグループ・サウンズが前座を務めた。フローラルは小坂忠、柳田ヒロの二人が在籍していたバンドで、細野・松本両名が加わってエイプリールフールとなる。そして以下の文章。<特にモンキーズ・ファンクラブ日本支部のマスコット的存在だったフローラルはオープニング・アクトだけではなく、3曲ほどモンキーズのバッキングも手がけている。このエピソードが針小棒大に膨らみ、いつしかモンキーズ来日公演でメンバーたちは楽器を弾くパントマイムを演じただけで、すべてステージ裏でフローラルが演奏していたという都市伝説が生まれるに至っている(今でもこの説を信じている人は意外に多いようだ)。> なるほど。つまり僕が聞いた噂は、それにもうひとつ尾ひれがついたガセ情報だったわけだ。日本のグループ・サウンズが前座で出たことはよく覚えている。そしてメイン・アクトのモンキーズが演奏を始めたとき、「あっ、全然音が違う」と感じた。日本のグループは座っている椅子のお尻に響くけれど、モンキーズの音は胸に響く、と。まあ、そのあたりは単に前座が終わり主役の登場で、音響スタッフがアンプの音量を上げただけの話かもしれないが。ところでピーター・トークは10代の頃からピアノ、ギター、ベース、バンジョー、ハープシコードなどを幅広くこなすマルチプレイヤーで、1960代前半のグリニッジ・ヴィレッジでは知られた存在だった。当時の仲間にはスティーヴン・スティルスがいて、二人は明るい茶の髪色とマッシュルームカットなど、ルックスが似ていると評判だったそうだ。そして『ザ・モンキーズ・ショー』のオーディションを受けたのは、実はスティルスだった。ところが彼は歯並びが悪くテレビには向かないと判断される。プロデューサーは「誰か君に似てる若者はいないか?」と聞き、スティルスはトークを紹介、彼がメンバーとなる。 つまりスティーヴン・スティルスの歯並びさえよければ彼がザ・モンキーズのメンバーとなり、そうするとバッファロー・スプリングフィールドもアル・クーパーとの『スーパー・セッション』も、そしてクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングも存在していなかったわけだ。 ※写真はヘンリー・ディルツ撮影のピーター・トークを複写してみた。この人の写真はどれも本当に素晴らしい。日本公演でもピーターはバンジョーの弾き語りをやった。僕の席は今思うと武道館の2階の上の方だった。そしてピーターの顔下半分が真っ黒だったので「何ンだ、あれ?」とびっくりした。コンサートは後に『ザ・モンキーズ・ショー』のスペシャル版として放映され、それを観て口髭と顎髭を生やしていたのだと知った。子ども心に「アイドルっぽくないな」と思ったものだが、彼の意識はもう「アイドル」ではなかったのだろう。ピーター・トークはそのわずか1カ月後にモンキーズを脱退。同時期にリリースされたジョージ・ハリスンの『不思議の壁』にはリンゴ・スターやエリック・クラプトンと共に参加。やはりバンジョーを弾いている。R.I.P。data:iPhone6 #Instagram #MOLDIV #HERO
by tohramiki
| 2019-02-22 21:07
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