今日は日曜日なので8時までゆっくり寝て、9時過ぎよりjogに出た。毎年、年明けはザ・ローリング・ストーンズを聴きながら走る(なので1月31日のハロルド・バッドは特別だったワケです)。本日は最新アルバムの『ブルー&ロンサム(Blue & Lonesome)』を流した。ストーンズの場合、そのほとんどの音源がApple Musicに上がっているので本当に嬉しい。ご存じのようにこれは、彼らのルーツである古典的なブルース・ナンバーのカバー・アルバム。ただしブルースと言ってもすべてが4分の4拍子12小節の定形ではない。エリック・クラプトンがスライドギターを弾く
「エヴリバディ・ノウズ・アバウト・マイ・グッド・シング(Everybody Knows About My Good Thing)」は三連のスローブルース、他にもブギウギありロカビリー風があり、表題作の「ブルー・アンド・ロンサム(Blue and Lonesome)」はマイナー・ブルースと、実にストーンズらしいロックンロール・アルバムに仕上がっている。
当初は新曲をレコーディングしていたのだが、「ちょっと気分転換に」とブルース・ナンバーをやってみたところ、「これは面白いじゃないか」とメンバー全員がノッてしまい、3日間で12曲録音してしまったとか。だから全編リラックスした楽しい演奏が繰り広げられる。しかし、少しも枯れていないところがすごい。特にミックのブルース・ハーモニカはまさに暴れ廻っている感じ。2006年『ア・ビガー・バン・ツアー』で来日した際、ミックとキースは朝日新聞のインタビューに答え、「ロックンロールという音楽はとても簡単なんだ。仲間と一緒ならさらに楽しい」と答えている。
※YouTube画面はオフィシャルの「The Rolling Stones - Blue & Lonesome - In the Studio」。こうやって映像もどんどん無料で公開してくれるストーンズ、太っ腹だなあ(^o^)/。