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1月6日放映のNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第1回「夜明け前」は、羽田で行われたストックホルムオリンピック・マラソン予選会(未曾有の大運動会)に、東京高等師範学校の学生・金栗四三(中村勘九郎)が当時の世界記録を27分も縮める大記録で帰ってきたシーンで終わった。観客も関係者も狂喜乱舞し、特に東洋初のIOC(国際オリンピック委員会)委員で柔道の父・嘉納治五郎(役所広司)は、感激のあまりゴールした金栗を待ち構え抱きしめた。人は、なぜ人が走る姿を見てこれほどまでに感動するのだろう? 第2回の「坊っちゃん」(1月13日放映)と第3回「冒険世界」(1月20日放映)は金栗の生い立ちをなぞることで、その謎を丁寧に説き明かすストーリーだった。 人はなぜ、人が走る姿を見て感動するのか? フルマラソンのレースにしても箱根駅伝に代表される駅伝競技でも、沿道には数多くの人々が観覧に集まる。野球やサッカー、バスケットボールなどと違い、そこで何かエンターティンメント性のあるゲームが行われるわけではないし、ましてや驚異的なファインプレーが生まれるわけでもない。しかも、選手が走り抜けるのはほんの一瞬だ。にも関わらず、誰もが感激し声援を送る。僕自身も、ある時期までその意味がわからなかった。身をもって理解出来たのは1992年、初めてホノルルマラソンに参加したときだ。当時はダウンタウンのアロハタワーがスタート地点で(現在はアラモアナ公園)、アラモアナ・ショッピングセンターからワイキキビーチ脇を抜け、ダイアモンドヘッドの南を周り折り返しのハワイ・カイ方面へと向う。やがてフリーウェイ72号線、一直線に続くカラニアナオレ・ハイウェイに入った辺りが、15キロから20キロ地点となる。 我々一般ランナーがそこに到達した時点で、早くも先頭グループは折り返してゴールへ向かい戻って来る。遙か前方から拍手喝采が聞こえてきた。それはまるで打ち寄せる大波のようだった。誰もが自分自身がヘトヘトのくせに、手を叩き、ありったけの大声で歓声を上げる。そうせざるをえないのだ。なぜならそこには同じ人間の形をしながらもまったく違った存在が、まるで唸りを上げるが如き猛スピードで疾走しているからだ。「超人」という言葉が浮かんだ。彼らは人間でありながら、人間を越えた存在だった。しかし百聞は一見に如かず、これをドラマで表現するために、宮藤官九郎は主人公・金栗四三の生い立ちと彼の一族にまつわる因縁話を丹念に描いたのだ。四三の父・信彦(田口トモロヲ)は、六代続いた酒蔵を潰してしまうほど身体が弱かった。四三もまた、そんな父の体質を受け継いだのか異常なほどにひ弱な赤ん坊で、満2才まで夜泣きが止まらなかったという。 そんな四三がまるで生まれ変わるように逞しくなるのは、走ることを知ってからだ。10才、高等小学校入学をきっかけに、自宅から学校までの山坂往復約12kmの通学路を、近所の子どもたちと走る「いだてん通学」である。日常的にジョギングをしていると、年に1度か2度、ランニング・ハイという現象を経験する。それはいくら速く走っても苦しさを感じず、どこまでも走っていけそうな全能感を味わい、やがて肉体に対する意識まで消え、まるで空を飛んでいるような快感を味わう。それはやはり、人が人間を越える体験である。そもそも身体の弱かった四三が走るコツを掴むのは、長兄・実次(中村獅童)の嫁、キヨメのお産を覗き見たことからだった。兄嫁が「スッスッハー、スッスッハー」と呼吸していたことを真似、自分も走るときにそうしてみたところ苦しさを感じなくなった。お産とは胎児が赤子になる、つまり別の存在になることだ。そこには生命の息吹と歓びがある。走ることも同じだった。 走るとは人間を越えること。「いだてん(韋駄天)」とは言うまでもなく神である。走ることによって自らの存在を越えるということは、神の領域に踏み込むことだ。もちろんココで言う「神」とはキリスト教の創造主ではない。仏教の神であり、打撃の神様・川上哲治、経営の神様・松下幸之助、そして箱根駅伝往路5区「山の神」東洋大の柏原竜二、青学の神野大地。金栗四三が初めて神の領域、「いだてん」になる瞬間のために、宮藤官九郎は田口トモロヲ演じる父・信彦と、幼い四三のエピソードを因縁話として挿入した。四三、5才のとき、旧制第五高等中学(現・熊本大学)に赴任していた嘉納治五郎に、「抱っこしてもらえばひ弱な四三も丈夫な子になれるのではないか?」という家族の願いを背負い、信彦は病弱な身体に鞭打ち、四三を連れて山を越える。結局、当時の超有名人・治五郎目当てに多くの見物客が集まりその望みは叶わなかったのだが、父・信彦は家族の手前、「抱っこしてもらった」と嘘をつく。 これが因縁だ。だから役所広司演じる晩年の嘉納治五郎は、羽田のゴール地点で待ち構えるのだ。四三を抱きしめるために。宮藤官九郎はそれでも足りないと思ったのだろう、当日の羽田は雨が降り、東京高等師範の学生たちは被っていた帽子の染料が落ち、まるで額から血を流しているような姿になった。それをまるで歌舞伎の隈取のようにして、歌舞伎役者の中村勘九郎に演じさせた。まさに「歌舞かせた(「かぶく」=「常識外れ」や「異様な風体」を表す)」わけだが、これこそ熊本から出て来た平凡な苦学生・金栗四三が、神の領域に達する瞬間だった。だからこそ役所広司の治五郎は、四三を見て叫ぶのだ、「見ろ、韋駄天だ。あれこそが韋駄天だ!」と。さてこれを書いているのは1月27日、日曜日の午後8時過ぎ。現在我が家のHDDレコーダーには、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第4回「小便小僧」が着々と録画されております。仕事の方も終わりましたので、これからお風呂に入りサッパリして、新ジャンルでも飲みながら観賞いたします(^o^)/。 ※写真は『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第3回より。「天狗倶楽部」メンバーで三島子爵家の御曹司、三島弥彦(生田斗真)宅のお手伝いさん・シマを演じる杉咲花ちゃん。data:iPhone6 #Instagram #MOLDIV #DAYLIGHT
by tohramiki
| 2019-01-27 20:56
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