相変わらず英会話番組を録画して繰り返し観ている。以前にも書きましたが、英語を勉強したいというような殊勝な気持ちからではありません。僕は着替えたりちょっとした片付けものなどするとき、テレビが点いてないと何となくイヤとという妙な癖があって、以前は「観るでもなく聞き流す」にはワイドショーが最も向いていた。しかし昨年11月からの貴ノ岩暴行事件があまりにシツコク繰り返し報じられるのに、ある日「もうエエねん!」となぜか関西弁で怒り始め、それでEテレの基礎英語などを観るようになったんである。
しかし英会話番組はほとんどが10分から15分。もう少し長くかかる用事の場合、リモコンを操作して再生し直すのもちょっと面倒なときがある。そこでフト「CNN」はどうだろう? と考えた。何しろ24時間英語でにニュースを流し続けているのだ。ところが僕の加入しているケーブルテレビJ:COMのコースだと、「CNN」は別料金がかかるみたいなんですね。他に何かないかとCATVのチャンネルを探していたら、
「NHK WORLD TV」というものがあった。HPによると<NHKワールドTVは24時間、ニュースと多彩な番組を英語で世界に発信しています。>というコンセプトらしい。
そこで「こちとらNHKさんには高い受信料払ろてんねん、ワールドでも何ンでも観なソンやないかいッ」と再びなぜか関西弁で怒りながら観たら、これが実によく作られていた。ニュースやバラエティの他に、ドキュメンタリーが流される。しかも東北や福島第1関連のものが多い。3.11が近いせいなのかもしれないが、熊本地震に関する番組もあるので、一概にそうとも言えないのかもしれない。どちらにせよ愕然としてしまうのは、震災から早7年。ノホホンと東京に暮らし地上波だけ観ていると、もう東北はすっかり復興してるような気になってしまうが、まったくそんなことはないんだという事実である。
※写真はドキュメンタリー番組「Our Lives in Fukushima」より。福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町。久しぶりに、かつて暮らしていた実家を訪れる高校生の女の子。data:iPhone6 #Instagram #MOLDIV #X-PRO