今日は年上の友人であり、ある時期とても濃密な時間を共にした写真家の「お別れの会」だった。これは故人が無宗教、供花、香典は必要ナシ、「お前らは全員平服で来い」と生前豪語していたのでそういう名称になったが、言わば告別式である。斎場にてお別れの挨拶がありお棺に花を満たし、火葬があって収骨がある。その間も、その後もずっと、僕らはしたたか飲み続けた。彼と会うときはいつも酒があった。
詳しいことはいずれ書きたいと思う。ただ今日は、悲しい日であると同時に幸せな一日であった。故人も僕も今日集まった仲間たちも、その人生が美しく恵まれていたかはわからない。ただ我々はある時代、誰よりも輝ける充実した日々を過ごした。その事実は、誇らしいことだと思う。これだけを記して、明日の朝を迎えたい。ありがとう、教さん。
※写真は祭壇。佐々木教、享年71。肖像写真は撮影者不詳。場所はおそらく1980年代半ばの原宿だと思われる。data:iPhone6 #Instagram #MOLDIV #VIVID