相変わらず、「江戸の敵を長崎で討つ」かの如くたくさん寝ております。そしてたくさん夢を見る。不思議なことに、かつてはごく親しい友人だったのに、ある日ぱったりと会わなくなり、もう20年以上経つという人ばかりが出てくる。それは何となくだけど、この春という季節のせいなのではないかと思う。春は様々なものが曖昧になる。気温も空気も空も霞んで、生暖かい風と共に、彼岸と此岸とが解け合ってしまうようだ。
SNSというものが発達して、かなりの人と再会もしくは元気でいることがわかった今、こうして夢に出てくる人というのは、たとえ生きていたとしても、「縁」がもうないのではないか? そんな気になってしまう。あるいは、どこかにまだ「縁」があるから、「夢」という空間で繋がっているのだろうか。そう考えると、夢とはもうひとつの「クラウド(cloud)」なのかもしれない。
※写真は早朝の公園。data:iPhone6 #instaplus #Velvic #CRT