お知らせです。東良美季がAVメーカーHMJMによるサイト<PG by HMJM>に連載しております、「1990年代アダルトビデオの奇跡〜カンパニー松尾・編」が完結致しました。Vol.1からVol.8までの全8回、興味の惹かれた方はまとめてお読み頂けたら幸いです。あれは2ヶ月ほど前だっただろうか、毎週録画している千原ジュニア、ケンドーコバヤシ両氏によるトーク番組『にけつッ!!』で、ジュニアさんが雑誌か何かの企画でカンパニー松尾監督と対談をしたという話をしていた。ジュニアさんはアダルトビデオというものをほとんど観ないそうなのだが、吉本の芸人さんにはAV好き、特に松尾さんのファンという人は多い。
ケンコバさんもそうだし、バッファロー吾郎Aさんにいたっては、その<PG by HMJM>に連載まで持っている。それは芸人さんだからネタになりそうなものに敏感だということもあるのだろうが、彼らが世代的に20代の頃、松尾作品と共に青春を過ごしたという熱い想いがあるからだと思う。この点が、カンパニー松尾をして他のあまたいるAV監督と、圧倒的な一線を画すところである。つまりエロスとかセックスとか猥褻といったものと、切なさ、憧れ、焦燥、喪失感といった若者ならではの感慨を、映像の中に同時に存在させる希有な才能なのである。
話は『にけつッ!!』に戻りますが、ジュニアさんの親しい後輩の中では元Bコースのタケトさんとニブンノゴ!の宮地さんがAVに詳しく、彼らは『劇場版 テレクラキャノンボール2013』について、「AVに限らず、この世にあるすべての映画、TVドラマ、ドキュメンタリー等々の中一番面白い作品」「だからジュニアさん、観た方がいいですよ!」と勧めたそうだ。確かにカンパニー松尾という映像作家はテクニックも感性も時を経るごとに進化し洗練を極めていている。ゆえに『劇場版 テレクラキャノンボール2013』は「超」の付く名作ではあるのだが、ボブ・ディランやニール・ヤングの60年代、70年代の作品に、魔法がかけられたようなある特別な輝きがあるのと同様に、90年代の松尾作品にもあの時代ならではのエヴァーグリーンな煌めきがあると僕は感じています。<PG by HMJM>には、当時の名作も一部アップされています。