僕の通っていた高校は校舎の窓から見える土手に紫陽花が植えられていて、梅雨の時期、とても綺麗だった。あれは現代国語の授業中、団塊の世代の若い教師が教科書片手に外を見ながら、独り言のように「今日の紫陽花は今日このときしか見られないのだ」と言った。子供心に「まあなんとこの先生は詩人のようじゃないか」と思ったものですが、紅葉もまた同じですね。一日一日と色を変えるので、今日見た色はもう明日には見られない。というわけで我が家から自転車で5分ほどのところにある、東京学芸大学東門の紅葉の長い一本道、落葉の絨毯の写真を。
これ、iPhoneのレンズは超広角なのでとても長い長い道に写っています。ところが実際も、やはりとてつもなく長いのです。いやホント。ココを通るたびに思う。遅刻しそうになって一生懸命走って校門にたどり着いた学生諸君は、「ひえーっ、教室までまだまだあるゾ!」と絶望的な気持ちになるのではあるまいか。さすがは歴史ある国立大学、広大な敷地面積であります。もうひとつさすが国立大学と思うのは、入口に「見学を希望される方はお申し出ください」てなことが書いてある。懐が深いと申しましょうか、つまり許可さえもられば、この美しいキャンパスでもみじ狩りができるのですね。
そのへんの三流バカ田大学だとエラソーに「関係者以外立ち入り禁止!」なんて書いてある。そーゆーのを見るとコッチも天の邪鬼だから、「ケッ、オメーんトコみたいなバカ敷地に入りたいなんて誰も思わないっつーのッ」なんて悪態ついたりするワケです(>_<)。
※11月15日の日曜日、ジムの帰りに撮影。ちなみにタレントの優木まおみサンがこの大学の出身とか。data:iPhone6 #instaplus #Azoic #CRT