7時半起床。今日はジョギングはお休み。起きて、お風呂に入った後、いくつかの事務的なメールを書き、日記を書いてアップしてから朝食。お雑煮二杯。三日に大鍋いっばい作った雑煮もあと一食分くらいで終わりだ。今日は七草。お正月を過ぎると不思議なことにもうおモチを食べる気にはならない。気持が正月気分から普通モードに戻ってしまうからだろうか。
11時前にジムへ。今年で通い始めて丸三年になる。いつの間にか、トレーニングをしに行く場所というより、リラックス出来る場になっている。特に挨拶以外に話もしないのだが、インストラクターの人達も常連の人達も顔見知りになり、ココに来ると落ち着く。
30才の時からジョギングを始めたのだが、40を過ぎた頃からどうも上手く走れないように感じるようになった。走っていても身体が重く感じて楽しくないのだ。実際問題、30代前半の頃は走れば走るほど体脂肪が落ちて身体が軽くなったのに比べ、体重も増え始めた。コレはもう年齢的にいっても筋力も鍛えなければマズイのではないかと思って通い始めたのだ。
約20分ほどじっくりとストレッチをやってから全身の筋肉をマシンとフリーウェイト(ダンベルとかバーベルですね)で順番にワンセット10回前後ずつ。運動する時は出来るだけ筋肉にだけ意識を集中して、リカバリーの際には腹式呼吸を心がける。コレを繰り返していくと、「エート、世間が休みモードの間にアレもやらなければコレも……」とあくせくしていた気持が解凍されるようにほぐれていく感じがする。
ジョギングはドーパミンがわき出すせいか、言葉やイメージが溢れて原稿書きのアイデアにもなるのだが、それに比べ筋トレは脳内に残ったホコリやゴミをキレイにイレイスしてくれるような感じがする。リラックス出来るのはそういう作用なのかもしれないな、と思う。
とは言え、帰りにスーパーで食料品の買い出しをして、本屋に寄ったりしていたらもう3時だ。アテナ映像の広報の方に電話して、代々木忠監督の初期作品を集めたBOXセットを貸していただけるようお願いする。『ビデオメイトDX』(コアマガジン刊)という雑誌で「ヴィンテージ」という連載をしている。コレはAV史上に残るであろう名作を監督ごとにシリーズで毎月一本づつ紹介しつつ、映像批評として作品研究していくというモノだ。ココ二年ほど、カンパニー松尾、バクシーシ山下、平野勝之といった九〇年代のAV監督達の作品論を書いていたのだが、来月からはさらに遡ってAV創世記、いよいよ巨匠・代々木忠監督の作品群に突入しようという思惑なのですね。
残念ながらAVメーカーの多くには自社の商品が「作品」であるという認識が乏しく、こうやって連絡を取ってみてもすんなりと旧作のサンプルを貸してもらえるところは少ない。ひどいところではマザーテープそのものが破棄されてしまっている場合もあるのだが、その点、サスガはアテナ映像。創世記の名作をしっかり系統立ててパッケージし、後生に残すべく作品化している。というコトで
『アテナ映像二十周年記念代々木忠特選スペシャルvol.1』という作品を貸していただけることになった。ありがとうございます。
そんなワケで、「ヴィンテージ」は来月(05年3月号)より代々木忠編に突入します。興味のある方は読んでみてください。お楽しみに。