昨日日記で「インスタグラム(Instagram)」について、「6×6cm判」の「ハッセルブラッド」や「ローライフレックス」風の写真が撮れると書いたが、改めてWikipediaで調べてみると、<コダックのインスタマチック、ポラロイドのインスタントカメラの両方に敬意を払い、インスタグラムの画像はすべて正方形である。>という一文があった。なるほど、そうか。確かにデフォルトで付属するフィルターの質感なんかは、いわゆる「ポラロイドカメラ」を思わせる。ところで1979年から1980年にかけて発行されていた、『HEAVEN』というカルト的な名雑誌があった。僕らの世代は強い影響を受けたものだが、その初代編集長が高杉弾という人である(編集者時代の名義は本名の佐内順一郎)。僕は1984年、白夜書房で『ボディプレス』という雑誌を始めた頃、相棒だった山本勝之という男がやはり『HEAVEN』のスタッフだったことから知り合った。

その頃ちょうど高杉さんの
『メディアになりたい』(JICC出版・1984年)という単行本が出て、その表紙が「ポラロイドカメラ」で撮影されたものだった。高杉さん自身の手によるものだ。薄暮の空に浮かぶ観覧車を写した幻想的な写真である。僕はこれに強い衝撃を受けた。画面に漂う不思議な質感も斬新だったが、それまでは本にせよ雑誌にせよ、そこで使われる写真はプロのカメラマンが高価な一眼レフや大型カメラで撮るもの、高度な技術に裏付けされたものだと思っていた。いや、そうでなくてはならないと、単純に思い込んでいた。それが誰でも、幼稚園児くらいの子どもでも、シャッターボタンさえ押せば写せてしまう、しかも現像すら要らず、その場で見られるポラロイドでいいのだということにショックを受けたのだ。
続けてやはり山本や高杉さんの関係からアフロファンクバンドJAGATARAのギタリストOTOと知り合い、彼らの共通の友人だったイラストレーターでデザイナーの八木康夫さん(現・ヤギヤスオ氏)と出会う。八木さんはなんと言ってもあの、細野晴臣さんのソロアルバム『トロピカル・ダンディー(TROPICAL DANDY)』のイラストレーションを手がけた、我々70年代のロック少年にとっては憧れの人である。そして2年後の1986年、八木さんは元タンゴ・ヨーロッパの、斉藤美和子さんのソロ12インチ・シングル
『Lover Always Do/恋人はいつでも』のアート・ディレクションを手がける。このポップでなんともアンニュイなジャケットにも強い影響を受けた。今見ても圧倒的にあの頃、80年代の匂いがする。そしてこれもまた、八木康夫さん自身の手によるポラロイド写真である。
JAGATARAのアルバムもすべて八木さんのアート・ディレクションによるものだが、中でもヴィジュアル・イメージが素晴らしい1989年の名作『それから』には、インナースリーブの正方形の空間に、ポラロイドで撮影したと思われるメンバーの顔写真が、1:1のスクエアサイズで端正に並べられている。時代は少し前後するが、荒木経惟さんがインスタントカメラを多用して「景色」というシリーズを撮り始めるのも、やはり1980年代である。そう考えていくと、写真が新たな自由を獲得していった時代なんだなとつくづく思う。
※というわけで本日もInstagramで撮った写真を。昨日の遅い朝。ジム、無人のスタジオ。data:iPhone6、Instagram+instaplus 。 #instaplus #Giallo #RVP100。
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