昨日紹介した石本馨・著
『団地巡礼 日本の生んだ奇跡の住宅様式』(二見書房)の表紙には、一般的な四角い直方体の団地ではない、少し変わったカタチの建物の写真が使われている。上空から見るとアルファベットの「Y」の字のような、3つの直方体が背中合わせに放射状に並んでいるような、個性的な造形である。団地好きな人による詳しいサイト「公団ウォーカー」によると、正式には
「スターハウス」というそうだ。百合ヶ丘団地にも幾つかあった。僕はそれまで同じ川崎市の菅というところに住んでいて、そこは梨畑とそれを栽培する農家の古い日本家屋と、我が家もそうだったのだが、マッチ箱のような平屋の借家しかなかったので、百合ヶ丘に引っ越して来た時に初めて団地を眼にし、普通の4階建て住宅でも驚いたのに、この「スターハウス」に至っては、子供心に「なんとモダンでお洒落な建物なのだろう」と圧倒的に心を奪われてしまった。
上記「公団ウォーカー」には、<同じ形の住棟が墓のように並んでいて無機質な景観である>という批判がされがちの公団の中で、<スターハウスはその単調な景観に変化を与える役割を担っていた。>とある。確かに多磨丘陵の小高い丘に建つスターハウスには、それだけであの街を特別なものに変えてしまう不思議な魅力があった。他の人のブログの中には、建物中央を貫通する
階段の写真もあり、これなんてもう、アンジェイ・ワイダの映画に出て来る旧東欧の螺旋階段のようだ。何故一度入っておかなかったのかと悔やまれて仕方がない。親しい友達が住んでいなかったので、遊びに行く機会がなかったのだ。「公団ウォーカー」の中には、おそらく現在は取り壊されているであろう、
「森永乳業・百合丘社宅」の写真もアップされている。これは団地によくある茶色に近いグレーだが、百合ヶ丘には小豆色に近いピンク色のスターハウスもあったはずだ。懐かしい。ひたすら懐かしい。
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