8時起床。起きた時間が遅かったということもあるのだろうが、今朝はまた格段と暖かかった。布団から出ても、寝ていたままの格好──ユニクロの長袖ヒートテックTシャツに薄手のスエットパンツ、靴下ナシの裸足でいられる。水曜日の日記に「やっと仕事場の床にタオルケットを敷いてストレッチが出来る季節になった」というようなことを書いたけれど、こうなって来るとストレッチを20分ほどじっくりとやった後、今度はシットアップもやりたくなる。いわゆる腹筋運動ですね。ヒートテックTシャツも生地は薄いので、お腹を触って筋肉の動きをチェックしながらやれるのが楽しい。筋力トレーニングというと「辛い」「キツイ」というイメージがあるかもしれないけれど、決してそんなことはありません。
もちろんアスリートが試合を目指して身体を作ったり、ボディビルダーのようなムキムキになろうという人は大変だろうけれど、僕みたいなオジサンの趣味レベルならまったく苦しくない。むしろ気持ちいい。筋肉に適度な刺激を与えることはストレッチ同様、血行を良くしてくれる。つまりはまあ、お風呂に入るようなものです。特に内側の筋肉、インナーマッスルを意識して行う運動には、背中の、自分では掻けないところをポリポリやってもらうような快感がある。いやホント。判りやすい動画はないかなとYouTubeを探すと、便利な世の中でやはりありました。この→
〈ドローインを意識したクランチ/腹直筋上部・腹横筋〉、こんな感じ。インナーマッスルというのは主に呼吸を使って鍛える。
一時期、俳優・美木良介さんの「ロングブレス・ダイエット」というのが大ブームになったけれど、あれと理論的には同じです。ヨガやティラピスなんかも、腹式呼吸と胸式呼吸の違いはあれど、息を吸う・吐くということで身体の内部を意識するという点では同じなのではないでしょうか。人間には自律神経というものがあります。自分で意識してどうにかなるものでない身体活動、それを司るものですね。たとえば心臓を動かすとか、暑い時には汗をかいて体温を下げるとか。自律神経が上手く作用していてくれたら何も問題はないのだが、人間とは本能が部分的に壊れた動物なので、なかなかそうもいかない。しかし呼吸を意識すると、自分ではどうしようもない自律神経を、それなりコントロールすることが出来るという説があるそうです。
こういうことを書いていてフト思うのは、インドの山奥にいるヨガの行者とか、あるいはネイティヴ・アメリカンの大酋長とかが110歳とかまで生きていて、ある日「ワシは死ぬ。もうすべてやり尽くした──」とか言って静かに、そしてとても自然に息を引き取ったりするなんて話がある。ホントかどうかは知らないけれど。ジェダイの大騎士ヨーダもそんな風に死にましたね。アレは自分自身で自律神経を完璧に、そして究極的にコントロールするということではあるまいか? そんなことを考えました。ではまた明日。