お知らせです。
『「監督失格」まで:映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版)という本が発売されております。これは自主映画時代からアダルトビデオ、そして昨年公開された『監督失格』までの中から平野監督本人が自作35本をセレクト、それらを巡って映画評論家の柳下毅一郎さんが超ロング・インタビューを試みたものが中心に構成されていますが、東良美季も「最も遠くまで行ったAV監督・平野勝之」と題した一文を書かせてもらっております。36ページ・57,000文字、400字詰め原稿用紙にして140枚強の長い評論です。かつてネットに発表したものではあるのですが、大幅に加筆訂正し、注釈も加えています。定価2,940円と最近の本としては少々お高くはありますが、四六判全429ページのヴォリューム。『監督失格』に衝撃を受けた人、平野勝之ファンであれば外せない一冊かと思います。
またこの本の刊行を記念して渋谷アップリンクにて4月20日(土)〜4月26日(金)、
『「監督失格」まで』(ポット出版)刊行記念──平野勝之90年代作品特集上映』という催しがあります。各日上映後トークショーが用意されていますが、東良美季も22日(月)に平野監督とお話させて頂きます。どの作品も現在DVDでは入手しにくく、上映される機会も少ないので、興味のある方はこの機会に是非ご覧になってみては、と思います。ではまた明日。
※追記 昨日、平野勝之監督よりメイリングリスト「ひらの通信」が届き、『由美香ママが亡き後、長男の通称「ひで君」(林由美香ちゃんの弟さん)が
〈野方ホープ〉を継ぐことになりました』というお知らせがありました。ママが亡くなっても東京ラーメンは不滅。お近くに行かれた際は是非一度お立ち寄りくださいとのことでした。