発売から2ヵ月以上経ちますが、いまだに
『猫の神様』(講談社文庫)読みました、というメールを頂戴します。ありがとうございます。物書き冥利に尽きます。インターネットの時代になって本当に良かった。1999年に初めての単行本『アダルトビデオジェネレーション』を出した時は、知り合い以外からはまったく反応が無かったので寂しかった。何年も後、絶版になってずいぶん間があってから、「とても好きな本なんですよ」と言われたりして、そうか、決して誰も読んでくれなかったわけじゃなかったんだ、とホッとした(涙)。昨日はイタリア在住の方から頂いた。これもやはりネット時代ならではだろう。この日記に関して言えば、海外からのお便りは多い。そもそも2005年に書き始めた時初めてメールをくださったのが、逢坂剛さんの直木賞受賞作『カディスの赤い星』の舞台にもなった、スペイン西部海辺の街・カディスにお住まいの真理さんだった。
そのイタリアに住んでおられる方は、幾つかの感想のあと、こんなふうに書かれていた。「もうひとつ嬉しかったのは、この本を電子書籍で出してくださったことです」と。日本のアマゾンに注文して手に入れることも出来るが、送料が高くつく(Amazon.co.jpはあくまで「国内配送無料」なのだ!)。そして年に1度帰国する時に買って帰るのだけど、飛行機に乗る時にトランクが重量超過すると「ものすごい料金をとられる」と。この話は前々から何人かの方から聞いていた。しかし、そうか、電子書籍ならその問題を簡単にクリアしてしまうのだ。彼女は最後にこうも書いていた。「もしかしたら著者の方の中には、『私の本は電子書籍にはしない』と決めていらっしゃる方もあるかもしれません。紙の本がいいという気持ちは、私も本好きですからよく分かりますが、電子書籍しか読めない者もいるのだということを、考慮していただければいいと思います」。
そう考えると、今はどうなのか知らないが、読み上げ機能が付けば眼の不自由な方々にも読んでもらえるかもしれない。もちろん肉声による音訳や役者さんの朗読の方がいいのだろうが(『猫の神様』も、清瀬市『もざいくだより』という音訳ボランティアさんでは音訳されているそうです)、それでもまったく読んでもらえないよりはいい。そう言えば先日先輩のライターで漫画評論家の永山薫さんがツイートしておられたが、Kindleで洋書を読む場合、判らない単語にタップすると辞書が立ち上がるとか。うーむ、電子書籍、恐るべし。色んな可能性があるんだなー、と思いました。
※ちなみにKindle版の『猫の神様』は新潮社単行本バージョンを元本にしております。文庫版のあとがきと、勝谷誠彦氏による解説は付いておりませんのでご注意を。
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