少しゆっくり、7時まで寝る。朝いちばんでジムへ。9時に入り約1時間半トレーニング。今日も暑い。10時半過ぎにスポーツクラブの玄関を出ると、タンクトップを着たむき出しの肩と腕がチリチリと焼けるようだ。気温は既に30度を超えている。でも、こんなことを思うのは僕だけかもしれないが、今年は爽やかな夏だ。確かに陽射しは強烈。けれど例年のような「もわっ」とした不快な熱気が無いような気がする。まるで旅行で出かけた海辺や山麓みたいな感じ。それは我が街が東京でも23区外の郊外だからかもしれない。けれど僕はひそかに、この心地良さは節電のせいではないかと思っている。エアコンをむやみにつけず節制している家庭が多いから、室外機から出るあの息苦しい熱気が押さえられているのではないか? 夏の都会を必要以上に暑くしているのは海風を遮る高層ビルと、マンションやオフィスで稼働する室外機のせいだという説もある。
いつものように西友で買い物をして、何気なくiPhoneでメールチェックをしてみると、仕事で必要な本の予約を出しておいた図書館から「資料の用意が出来ました」との連絡が入っていた。これはちょうどよかったと帰り道に寄る。以前にも書いたことがあるけれど、森の中に建つ、まるで山荘のような落ち着いた建物。当然、館内には冷房がほどよく効いている。真夏には初めて来たが、他の季節より人が多い。お年寄り、子供連れのお母さん、受験勉強風の高校生。もうこうなってくるとアレですね、クールシェアというのを日本の伝統的な風習にしてはどうでしょうか。スペインのシエスタみたいに。たとえばお年寄りは夏になれば、昼間は習慣的に公民館やら市民会館等に行って頂く。そして『梅ちゃん先生』の芳子お母さんみたいに〈俳句教室〉などに参加してもらう。そうすれば家でひとり熱中症で命を落とすこともなくなるし、お友達も増えて孤独死も減る。
中には俳句やら生け花やら手芸など、教えられる方もいらっしゃるだろうから、お歳を召しても社会貢献が出来る。もちろんただおしゃべりするだけでもいいし。そして小中学校は全面開放して、子供は日中プールで泳ぐか図書館で勉強する。学校はどうか知らないが、図書館を初めとする公共施設に関しては、もう既に環境は整っているような気がする。あとは慣習化するだけではないでしょうか。ちなみにワタクシはジムとスーパーマーケットでクールシェアしております。特にスーパーの鮮魚売り場はよく冷えて身体に効くぜ。ではまた明日。