6時起床。昨日書いたように、朝いちばんで整形外科へ行く。この街に暮らしてつくづくいいなあと思うのが、女医さんのいる病院が多いことである。持病(?)の逆流性食道炎を見つけてくけた食道科を併設した耳鼻咽喉科も、数年前眼が痛くて痛くてたまらなくなり、セカンド・オピニオンを求めて彷徨った挙げ句老眼と乱視用の眼鏡を作るよう勧めてくれた眼科も、先生から看護師さん、医療事務の人まで全員女性である。今回お世話になったところも同じ。ネットで調べてから訪れました。この女系家族ならぬ女系病院に共通しているのは、とにかくスタッフ全員が朝っぱらから元気。フェミニズムぽいと言うか社民党的「がんばろー!」な雰囲気に包まれていると申しましょうか。僕は密かにこの地、70年代型中央線吉祥寺以西文化というものが土壌になっているのではと睨んでいるのだがどうだろう?
そもそも朝ドラ『梅ちゃん先生』に出て来る戦争未亡人の典子さん(西原亜希)は、劇中「これからの時代、女も仕事を持つべきだと思って」と医師を目指した動機を語っている。そう考えると「お医者さん」(←看護師さんを含め医療スタッフすべて)というのは、女性の自立に取って最も象徴的に職業なのではあるまいか。まー、僕の場合自分が男なので、高い健康保険料払って診て貰うんである、身体や顔は女の人の優しい手で触って貰いたい。だって、「じゃあズボンを脱いで、ブリーフを少し下げてそこに寝てくださいね」なんって、男に言われた日にゃゾッとする(涙)。とまあ、そんなことはどうでもイイのだが、おそらく僕と同世代と思われる女医さんの問診を受け、念のためレントゲンを撮って貰う。背骨や椎間板に異常は一切ナシ。「軽い、腰の筋肉の捻挫」でしょうという診断。シップ薬を頂いて帰って参りました。
肺のレントゲンというのはよく撮りますが、自分の骨をまじまじ見るという経験はあまりない。先生によると、僕の脊椎はけっこう太くしっかりしていて、骨と骨の間隔も均等で「まあまあ良く出来ている」とのこと。ただ、腰の下の方に「腰椎分離症」という古傷が見られるという。これは10代前半の成長期に腰椎の後ろ、「椎弓」という弱い部分が運動によって疲労骨折するものらしい。そうか僕は中3から高1にかけて、腰が痛くて時々サッカー部の練習を休まずにいられない時があった。同じチームにも同様の症状のヤツが何人かいた。フム、あれはこの「腰椎分離症」だったのだ、と40年近く経って理解出来たりして。ともあれ、たいしたことはなかったです。今日はその後打合せで渋谷まで行ったのですが、まったく問題なく歩けました。ご心配頂いた皆さま、ありがとうございました。