だらだらしております。やたら寝る。昨夜は午後11時頃床に就いて、朝10時過ぎまで寝た。で、いったん起き上がったものの、んー、まだ眠いと思い、しかしまあ、さすがにもう寝られないだろうと二度寝したら午後1時までがっつり熟睡した。いやはや。そして夢を見た。吉祥寺のアーケード街の地下に、ジーンズメイトが所有する革ジャンの売れ残りが安く放出されている倉庫があると聞き、お笑いコンビ・さまぁ〜ずの二人と共に見に行くというものだった。三村さんが安いライダーズ・ジャケットを試着し、「あー、懐かしいな、コレ。俺、昔こういうの着てた」と笑った。何故そんな夢を見たのか、何となく理由は判った。
一昨日『すべては「裸になる」から始まって』の上映後、森下くるみちゃんと原作本の担当編集さん、僕の『空飛ぶ円盤に乗った男の話』の編集・Tさん、それに当日舞台挨拶の司会も担当された映画プロデューサーA氏と共に、「もう遅いけど、ちょっとだけお酒でも飲みましょうか」と池袋西口の居酒屋に入った。約1時間ほど飲んで店を出てエレベーターに乗る時、Aさんがふと僕の着ていた革ジャンを見て手を触れ、「これはエレファントの革ですね」とおっしゃったのだ。そして「なかなかモノはいいですよ、コレは」と付け加えた。もうずいぶん長い間着ているが、そんなことはまったく知らず、誰からも言われたことがなく過ごして来た。
今朝夢を見て思い出したのだが、80年代の終わり、僕はまさにジーンズメイトで買った安物の革ジャンを着ていた。それがいつの間にかボロボロになってしまったので、新しいのが欲しいなと思っていた頃、新聞のチラシで、吉祥寺のデパート内の催し物会場で革ジャンのセールがあると知り、出かけたのだ。そこで買ったのが今着ているものだ。定価10万円くらいのものが、2万を切る値段だったと記憶している。でも内心、「定価10万ってホントかね?」と眉唾に思いつつ買ったのだ。しかし、やはり良いものだったのか。デパートというのは今は無き吉祥寺の伊勢丹。時代はいつ頃だったろう? 尾崎豊が死んだ年かその翌年くらいという記憶がある。するともう20年前になるのか。