いよいよ夏の天辺が近い。5時起床。5時半よりjog。それでも1時間ほど過ぎると太陽はどんどん元気になって、気温はぐんぐん上がる。ジョガーによって好みが分かれるところだが、僕は真夏に走るのが何より好き。iPod Shuffleにはドゥービー・ブラザーズ。気分は最高。ただし、関東地方はこれから約1週間猛暑日が続くとのこと。あまり調子に乗りすぎると後で疲労がどっと出てしまう。一日も休みを取らず、一心不乱に原稿を書いているのだ。誰に言うでもなく「走ることくらいさせてくれー」という気持ちにはなるのだが、連日のjogは自粛しなければ。うーうー。
いやー、それにしても暑い。僕は笑福亭鶴瓶師匠がCMをやってる伊藤園の〈香り薫るむぎ茶〉というのを愛飲しているのですが──何しろ1L用が54袋入って178円で買える!──本日は2Lのクーラーポットに3回作りました。つまり合計6L。6Lと言えば、重さにして単純に6キロはあるはず。6キロと言えばオスの成猫一匹ぶん(←どんな例えだ!)。つまり今日一日で一匹のネコさんが我が肉体から出て、また入ったワケだ。さて今日は〈キリンチャレンジ杯・日本VS韓国戦〉。僕は決して熱心なサッカー・ファンではないが、A代表戦くらいは観たいと思うものの、やはり90分テレビの前に座る余裕はなく、仕方なく仕事を進める。
しかし8時過ぎ、あと一踏ん張りの前に小腹が空いたので、ゆで卵を1コ食そうとその間テレビを点けると、おー、ナント、香川クンの素晴らしいゴールを偶然観ることが出来た。遠藤選手から絶妙なクロス。しかしその時実は、長谷部選手が外に走って相手ディフェンダーを引き付けた。でもって李クンの見事なヒールに香川が合わせたと。アレレ、ひょっとして、と思った人いませんか? 特に僕と同じ現在50才を超えてるくらいの同年代、「とても無理と思ってたけど」「なでしこJapanの例もあるし」「オレ、生きてるうちに日本のW杯優勝、観られるんちゃうの?」と(※上記、エラそーに書いてますが、長谷部選手がディフェンダーを云々の箇所は、後の『報道ステーション』、澤登サンの解説で初めてナルホドと思いました)。
1993年にJリーグが開始された頃、日本のサッカーがこんなにすごいことになるとは、誰が想像しただろうか? 地域に根ざしたチーム作りをするんだとか、企業名を一切排除するとか、全国各地に芝生のグラウンドを作るんだとか──当時の川淵チェアマンが言っておられたことは、「確かに実現したら素晴らしいけれど」「日本じゃ無理でねーの?」と大抵の人が思ってたのではないか。何しろ野球では国民の80パーセント近くが巨人ファンで、パ・リーグのほとんどの試合は観客席ガラガラ。しかもナベツネとかツツミとか、選手より企業トップのバカがエラソーな顔してる。日本って所詮そんな国だからなー、アジアの小国なんだよ、グヤジイけど伝統と格式あるヨーロッパとは違うんだよなー(涙)、と。
ところが、出来てしまったワケです。サッカーだけに限らず、日本人のスポーツに対する考え方自体が変わり、プロ野球の在り方も大きく変化した。そうなると、ですね。2004年のプロ野球再編問題、1リーグ制にしようとか、「たかが選手が」とか、アレはいったい何だったのでしょう? 要するにすべては「日本の原子力は安全です」というのと同様、一部老人達の妄言ではなかったか。その証拠に電力足りない、首都圏で大停電が起きるとか言ってたが、8月になった今、な〜んにも起きてない。全然平気(笑)。結局のところ、誰かさん達にだけ都合の良いウソだったワケだ。要するに「やろうとするか、しないか」だけの話じゃないのか。太陽光発電なんてコストがかかり過ぎて無理とか、地熱発電は国立公園内に位置してるから難しいとか、それもこれも、実は全部ウソなんじゃないのか? むむむむむむむ。