夏は野菜がウマイ。特に炒めた野菜が美味しいと思う。で、一昨日ジムに行った帰り、いつものようにスーパーへ寄ってみると、茄子が「ヤバイ」ってくらいに安かった! 丸々とむっちりした、長さ20センチほどのヤツが3本で98円。これはもう買うしかないでしょうと即購入。そして本日豚バラ肉入り茄子の鍋しぎを作ってみました──とエラそうに書いているが、僕はこの〈鍋しぎ〉という料理を知らなかった。ジムのマガジンスタンドに『オレンジページ』があって、今号の特集は「なすフェス!」(←夏フェスのもじり)。その中で紹介されておりました。
正式には茄子を油で焼いて、お味噌で味付けするらしいのだが、「要は甘辛い味噌入り合わせ調味料で味付けすればイイのではないか?」「回鍋肉のキャベツを茄子に代えるワケだ」と勝手に解釈し、実にいい加減な我流で作ってみましたが、まあ、炒め物ってのはほぼ失敗することはない。まずはバラ肉ブロックを5ミリ程度に切り、フライパンで軽く焼く。これをいったんお皿に取り、油がたくさん出過ぎた場合は適量を残し捨て、ニンジンの銀杏切り、ピーマンのざく切りを順に炒め、コイツもいったんお皿に取っておく。そうそう、その前に合わせ調味料です。
お砂糖をお酒で溶き、そこに白味噌を混ぜる。さらに甜麺醤で甘味を、豆板醤で辛みを加え、味醂も少々加える。でもって熱いままのフライパンにさっき軽く焼いておいた豚肉を入れ、半円切りにした茄子と一緒にジャッと炒める。茄子に軽く火が通ったところでニンジンとピーマンを加え、顆粒の中華だしをパ〜ラパラ。火力を弱くし、合わせ調味料を混ぜて出来上がりであります。仕上げに白ゴマを振る。これをですね、「茄子てぇのはこのォ、油と味噌を合わせるてェと良い仕事をしますな。でもって豚肉との相性がこのォ」と、六代目圓生師匠のモノマネなんぞしつついただくと、真夏の昼メシに、夕方のビールに、もー、うまうま。ぜひ、おためしください。