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「やさいずくし」で注文した「てっちゃん農園」のニンニクが数日前にまた届きました。今回もたっぷり身の詰まった、所々に泥のついた無骨な面構えのヤツらが14、5個ほど。いかにも美味そうだ。で、
10月29日の日記に、これを使って手作りの具だくさんラー油を作るという話をして、最後に「同様に保存の効くニンニク入り調味料、実はもうひとつあるのですが、それについてはまたいずれ」と書いた。今回はそのことについて。前々から、このニンニクに豆板醤を合わせ、何か出来ないかと考えておりました。で、手抜きスクランブルドエッグに挽肉を入れて作った時に閃いた。おお、そうじゃ。ニンニクと豆板醤、これに豚挽きとゴマ油を加えれば、無敵の具だくさん系調味料が出来上がるのではないか?
作り方はこうです。まずはニンニク3個ほどをスライス。コイツを厚めの湯飲みや耐熱ガラス容器に入れ、ゴマ油をひたひたに入れます。で、それを容器ごと水を張った雪平鍋に浸し、弱火で熱する。こうするとですね、ニンニクを入れたゴマ油は摂氏100℃以上には上がらず、それゆえアホエンという物質が抽出されるそうです。アホエンは血液をサラサラにする作用があると言われていますが、僕の場合はこれを約20分ほど続けるので、果たしてその物質が壊れずに出ているかは定かではない。ただ、こうすることによってニンニクは焼くより炒めるより、揚げるより甘く美味しくなるのは確か。同時に香ばしいニンニク風味のゴマ油も出来上がります。
で、このニンニクをザル等にあけ、ゴマ油を漉す。そしてフライパンで豚の挽肉(ニンニクと同量程度)を炒め、火が通ったところで容器に移し、先ほどのニンニクと合わせ、さらに適量の豆板醤と混ぜる。隠し味にお砂糖か蜂蜜を少々、あるいは味醂。日本酒もちょっぴり入れたりしてみる。コイツを一晩置いて寝かせましょう。甘味をたたえたニンニクのスライスに、豆板醤のピリリとした辛味、豚肉の旨味にゴマ油の風味という、黄金のスーパーデラックス具だくさん調味料が出来上がります。あつあつの白いご飯に乗せてよし、納豆ご飯にちょいと混ぜてよし、炒飯に、中華八宝菜焼きソバなんかにも合わせた日にゃ、まさにうまうま。ぜひおためしください。