4時に寝て、7時に目覚ましをかけるものの起きられず、8時起床。今日もひたすら原稿書き。楽しみと言えば1日15分の『ゲゲゲの女房』のみである。我が家のHDDレコーダーには、単発で録画出来るものとは別に〈毎日〉〈月〜土〉等のモードがあり、〈月〜金〉を初めて使う。というか、NHK朝の連続テレビ小説というものを初めてまともに観ているような気がする。いや、もちろん子供の頃は樫山文枝の『おはなはん』とか、日色ともゑの『旅路』、藤田弓子『あしたこそ』とかは観てましたよ──って、スゲー古い話でスミマセンね。こういうことを書くと自分がオジイサンになったような気がする(涙)。
ただ、それはあくまで親がTVをつけていたのを、学校へ行く前慌ててメシを食いながら、着替えながら観ていたワケで、大人になって自分の意思で観るのが初めて、ということ意味です。そう考えるとこの「朝の連続テレビ小説」というのは、家族揃って観るものであり、テーマにも「家族」が中心に据えられることが多い。家族と言えば、ウチの死んだ親父は浅茅陽子さん主演の
『雲のじゅうたん』にセミレギュラーで出演させて貰っていた。今Wikipediaでと調べてみると、1976年4月5日〜10月2日とあるから、僕が高校3年の時か。
しかしまあ、この頃になると夜中までラジオの深夜放送なんぞを聴き、朝はろくすっぽメシなんて食わずにあたふたと高校へ飛び出していっただろうから、このドラマをちゃんと観た記憶は無い。さとてココで話はイキナリ2000年代に飛ぶ。7、8年前だったろうか。実家の母が近所に新しくフランス料理店が出来たので連れていけと言った。店の雰囲気はとても良く、お味もよろしかったのだが、お値段もそれなりである。おいおい、これはフトコロに痛いぞと思っていたら、いざお勘定にった際、母が「私が払う」と言う。
年金やら親父の残した生命保険やらあり、僕や兄貴から一切小遣いなど受け取らない──僕に限っては渡したくても渡せない(涙)──母だが、それにしても「イイよ、オレが出すから」と言うと、「大丈夫。お父さんのギャラ入ったから」とのこと。それも、あまりに大金なので慌てて確定申告までしたという。『雲のじゅうたん』がビデオソフト化され、その印税であった。ひえ〜、サスガに天下のNHKさんである。いつも悪口ばっかり言ってごめんなさい。ということはですよ、現在『ゲゲゲの女房』に出演中の松下奈緒さんも、いつかオバアサンになった時この印税が入り、「お祖母ちゃん、お金貰ったからねー」とお孫さんにお菓子など買ってあげるかもしれない。そう考えると、何だか楽しくなりませんか? 家族って良いものですね。ではまた明日。