7時起床。お風呂に入ってから原稿書き。8時半になるのを待って、耳鼻科に予約を入れる。「11時ならお取り出来ますよ」と言われる。ちょうど良い。帰りにお昼を食べることが出来る。今は、食事を作る時間も惜しい。「一応15分前には来てくださいね」とのことで、10時20分に家を出る。約25分の道のり。早朝は曇っていたが、次第に陽が射してきた。駅の方向へ向かって歩くと、逆方向、つまり公園へと向かって人の波が押し寄せてくる。そうか、今日は土曜日だ。まさにお花見日和じゃないか。
僕には今余裕はないが、ニコニコして花見へ向かう人々の顔を見ると、それだけで幸せな気分になる。女性が多いこともあって、朝から花を愛でようという人は皆素敵に見える。夜、桜をダシに酒を飲もうという了見のオヤジどもはウザいが(笑)。さて耳鼻科。先週とはまた違う男の先生。今回は鼻の奥、喉と繋がる辺りまでファイバー・スコープを入れて診察。「私は、花粉もあると思うけどね」というのが、カルテを見つつ先生の意見。「でも、血液検査では出なかったんです」と言ってみるが、患部にアレルギーの症例が窺えるのだとか。
痛みはかなり消えたので、今回は抗生物質はパス。消炎剤だけ続け、抗アレルギー剤を出して貰う。また1週間ぶん。これで何とか完治して欲しい。病院の少し先にジョナサンがあるので、そこで昼食。相変わらず「野菜を食べたい衝動」が激しく、「シーフードマリネのサラダ」「ほうれん草とベーコンのソテー」「ミネストローネスープ」というまさに野菜づくしの食事。長年、走る前日には炭水化物を摂り、ジム等で筋肉を使った後にはタンパク質を摂取してリカバリーに勤めるという生活を送ってきた。
そのせいか一切の運動を自粛してもうすぐ2週間。まったくご飯やパスタ、お肉や魚というものに触手が動かない。いや、それともこの鼻と喉の不調を何とか改善しようと、身体が緑黄色野菜を欲しがっているのだろうか。特にほうれん草とミネストローネのトマトと人参が、舌に染み入るように上手い。ジョナサンからの帰り道は偶然、都立高校と小学校の脇を通る。校庭の桜が綺麗だった。