30代後半くらいまで、僕は毎冬最低でも1度は風邪をひいていた。扁桃腺炎で高熱を出したりインフルエンザにも複数回かかった。そこで色々と体質改善をして、自分なりの予防法なども考えるようになり、以来まったく風邪には縁がなくなったわけですが、ただし、最後にひいたのが05年の12月。
『猫の神様』にもその時のことは書いたが、みャ太が本当に辛い時期だった。だから、久しぶりに熱が出たのは何だか懐かしく、相棒達と過ごした頃を想い出した。寝る前に生姜入りの熱いスープを飲み、いそいそとタオルや着替えなどを用意、枕元に置いて床に就く。37.5度という微熱ではあるのだが、夜中に汗をかく可能性もある。
ふう、辛いなあと思いつつ横になり、けれどいつの間にかカクンと眠りに落ちていて、気づくと身体中びっしょり、パジャマを絞れるほどの汗をかいて目覚める。すると熱はすっかり下がっているという経験、ありませんか? そんな時、乾いた清潔な着替えを身に付けた時の気持ちの良さは何物にも代え難い。しかし、結果から言うとそのどちらも起こらなかった。やはりあまり眠れず、従って大汗もかかず、起き上がると鼻づまりがひどくて、「コホンコホン」という咳が力無く出た。
そこで9時になるのを待って近所の耳鼻科へ電話。この病院は予約のシステムが徹底してるので、今の僕のように時間に追われている者にとっては助かります。幸い、「10時に来て頂ければすぐに診れますよ」とのこと。急いでお風呂に入り、身体だけ綺麗にして出かける。外は良い天気だが、空気は意外に冷たい。約20分ほどの道のり。足元はフラフラせず、普通に歩ける。熱は下がったのだろう、と思っていたら、やはり受付での検温では36.5度。ふむ、もう少し平熱を上げたいところだなあ。低体温では、やはり免疫力が弱くなりがちだ。
いつもは女医さんなのだが、今日は土曜日だったせいか、助っ人風の若い男の先生。問診で「先週日曜から症状が出たこと」「季節の変わり目にはよくこうなること」「血液検査の結果、花粉のアレルギーはない」等を話す。鼻と喉を見て貰って、「炎症はもうそれほどでもないが、痰はかなりひどいね」とのこと。抗生物質、消炎剤、さらに以上の薬の影響を受けないよう、胃粘膜を保護する薬等を1週間分処方してもらう。体感的にも峠は越えた感じがするし、これで快方へは向かうだろう。ただし、薬を飲んでいる間は、jogもジムも自粛だな、と思う。えー、というワケで本日も変わらず面白味の無い日記でしたので、最後になぞかけで皆さまのご機嫌を伺いたい思います。
整いましたー。「耳鼻科で貰った抗生物質とかけまして」「前座の落語と解きます」「そのこころは?」「中には眠くなるものもあるでしょう」。とらっちで〜す!