陽の射さない朝。今日も寒い。112分jog。手袋をして走り始めるのだが、30分ほどすると手のひらが熱くなって取ってしまう。しかし走り終え、クールダウンのため約10分ほど歩いて家に戻るともうかじかんでいる。まずは台所で昨夜使ったコップなどを洗い、その間にお湯を沸かすのだけど、その時に手が上手く動かないほど。温かいお湯で水仕事をしていると解凍されたように元に戻る。昼食は納豆とご飯。冬の初めは、こうしたシンプルな食事が良い。青い野菜を生のまま食べると疲労回復になると聞いてから、納豆には青葱を刻む。それにチリメンジャコ少々、そしてメカブも混ぜ込む。
青葱というのは不思議だ。こうして納豆に入れると個性をひそめた地味な味になるのだが、ひとたび鍋焼きうどんなどに入れると白葱以上の風味を醸し出す。おつゆは少し前にも書いたホタテ入りトマトベースの具だくさんスープ。それを飲んでいると、そうか、そろそろ粕汁の季節だな、と思う。仕事の方は昨日書き残したしまった原稿を仕上げ、InDesignで作っておいたレイアウトに流し込んでから少し調整を加える。このソフトを使うようになってから、デザインが楽しくなった。ヴィジュアルはニコンのデジタル一眼D70で撮ったもの。これだと文章、写真、誌面作りと、すべて自分の手だけで行えるようになる。そのインディペンデント感覚が楽しいのかもしれない。