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選挙が近い。参政党という政党の代表が、「天皇陛下に側室を持っていただいて」と発言したそうだ。これはとても根深い話で、この国に於ける「家」と「個人」というものの、考え方の問題だ。つまり日本という国に於ける「民主主義」の在り方なのだ。なぜか? というのが以下。 例えばこの国には戦前まで、「姦通罪」という罪があった。配偶者のある者が別の異性と性交することで成立する犯罪である。簡単に言うと「不倫はダメよ」という法律だけれど、もちろん現在の日本には存在しません。ただしこれ、女性側の姦通とその相手となった男性のみが処罰されるという不平等なものだったんですね(つまり夫の不倫は許された)。 なぜこんなトンでもない法律がまかり通っていたのか? もちろん女性の地位が低かったということもありますが(何しろ戦前は女性に参政権すらなかった)、実はそこには現代まで続く、日本社会にとって実に根の深い問題がある、というお話です。 というのも日本では古来、将軍や大名など地位や身分の高い人は「側室」、つまり「お妾さん」を持つことを許されていた。儒教の道徳思想から、家系を絶やさないためには必要だとされていたからです。「正室」、今の言葉にすれば「正妻」に子どもが生まれるとは限らない。だから子孫を絶やさないためには「愛人もやむなし」という考えに基づいたものです。 言わば大切なのはあくまで「家」であって、「個人」ではない。そう考えていくと女性に参政権がなかったのも、(もちろんかなり独善的で差別的はありますが)整合性があったりする。 なぜなら選挙には「家」代表たる家長が行けばいい。奥さんや娘さんはそれに従っていればいい。何しろ「家」>「個人」という図式だから。成人した息子に参政権が与えられたのは、いずれ独立して「家」を持つのは男なのだから、という論理です。 現在、自民党が「選択的夫婦別姓」や「同性婚」に抵抗を示しているのは、ココに根があるワケです。実際、自民党改憲草案では「個人の尊重」よりも、「家族の尊重」「家族という集合体」を重視している。 女性は結婚して姓が変わると本当に面倒だそうです。免許証から保険証から銀行口座、クレジットカードの名義まで替えなきゃならない。 しかしこれ、あくまで「選択的」なんですね。女の人の中には「ワタシ、結婚したらカレの姓になりたいワ!」という女性だっているでしょうし、オレはタカハシシゲル(仮名)なんて昭和チックな平凡な名前はイヤだッ、「早乙女」とか「伊集院」というカッコイイ名字の女の人と結婚して、早乙女シゲルか伊集院シゲルになるゾ! と固く心に決めている人もいるかもしれない。 しかしあくまで「選択的」ですから、そういう人にまで「うんにゃ、結婚したら別姓だッ!」と国が命令するわけじゃない。夫婦同じ姓でもいいし、別の姓を名乗っても、どっちでもいいですよ、というのが「選択的夫婦別姓」だ。 ボクなんかそれでイイじゃん、と思う。しかし高市早苗サンなんて人は、旧姓の通称使用拡大をすればいいと主張してる。「選択的とはいえ、戸籍法や民法をいじった場合には、日本全体の戸籍制度に影響が出る」「家族全員同じ氏を戸籍上残しておく方がいい」なんて仰る。コレってなぜだ? 「日本会議(にっぽんかいぎ)」という団体がある。その高市さんも入ってる。高市さんだけじゃない。亡くなった安倍晋三元首相も入ってたし、岸田文雄現総理も、菅義偉前首相も、麻生太郎自民党副総裁も、加藤勝信さんも、萩生田光一自民党政調会長もいる。いやもうね、数え切れないほどの保守系議員さんたちが関わってる。 「日本会議」の主張は幾つもあるが、主立ったものを挙げていくと「男系による皇位の安定的継承を目的とした皇室典範改正」「現行憲法にかわる、新憲法の制定」「学校における国旗掲揚・国歌斉唱運動の推進」「わが国の歴史を悪しざまに断罪する自虐的な歴史教育の是正」など様々あるわけだけれど、その中に「ジェンダーフリー教育の横行の是正」というものもある。 萩生田光一さんは日本会議国会議員懇談会事務局長だった二〇〇七年、同組織設立一〇周年への挨拶文で、「『行き過ぎたジェンダーフリー教育、過激な性教育』対策では、日本会議の識者の先生方の後押しもいただき、ジェンダーの暴走を食い止める」と語ったそうだ。 「ジェンダー(gender)」を辞書で引くと、「先天的ではなく、後天的もしくは社会的に作られた(あるいは獲得した)性差」「生物上の雌雄を示すセックスと区別される」と説明される。ココで言う「セックス」とはもちろん行為のことではありません。そう言えば昔、飛行機に乗って書かされる出入国カード、「SEX」という欄に「週二回」と書いた、という昭和の親父ギャグがありましたが。 つまり「セックス」、「男性/女性」は生まれながらに決まっているかもしれないが、「ジェンダー」は自分で決めるものです。生物学的に「男性」として生まれた人でも自分が「女性」であることを選び取ってもいいし、その逆ももちろん自由、というのが「ジェンダーフリー」の考え方だ。 それを何が悲しくて国家や権力に決定されなければならないのか? そこには「家」というものを守るためには、「個人」にそんな好き勝手なことをされては困る。「男」は「男らしく」生きて「女」と結婚して家庭を持つ。「女」は「女らしく」子どもを産んで、「家」を絶やさないようにせねばならないという、タフでマッチョな思想があるからです。 果たしてそういう主義・信念はどこから来るのか? 「日本会議」の論客と言えばジャーナリストの櫻井よしこさんだ。櫻井さんは二〇一二年五月明治記念館で行われた「皇室の伝統を守る国民の会」創立総会で、以下のように語ったとされる(「日本会議」発行の機関誌『日本の息吹』二〇一二年八月号より)。 ちなみにこの総会には当時野党だった故・安倍晋三元首相も来賓として参加。「皇室の伝統を守る国民の会」の初代会長は「日本会議」当時の代表・三好達氏(元最高裁判所長官)。言わば「日本会議」が主導する、皇室の伝統を守りましょう、という会である。 そこで皇室の伝統とは何か? 櫻井よしこさんの発言が以下。 <皇室の歴史は日本の神髄です。世界に二〇〇近い国々や地域がありますが、我が国の皇室のような、国民統合としての御存在は他国には見られません。国家、国民のために常に祈ってくださる皇室と、皇室を精神的なモデル、もしくは精神的な支柱として仰いで一所懸命働いてきた国民。この皇室と国民とが一致団結して紡いできたのが我が国の国柄です。世界でたったひとつの、かけがえのないこの素晴らしい価値観を守る為に、私もささやかな力ではありますが、皆様方の運動に参加したいと思っております。> 「国家、国民のために常に祈ってくださる皇室」、「皇室を精神的なモデルとして仰ぐ国民」、まあ、それはいいでしょう。確かに現在の天皇陛下と皇后様、上皇様、上皇后夫妻、秋篠宮様など、皇族方は素晴らしい人たちだ。僕もつくづくそう思う。しかし、それは「あくまでお人柄の問題」である。それぞれの方の生き方、行動が人々に感銘を与えるのだ。決して「皇室の歴史」だとか「日本の神髄」とかじゃない。ではこの文章の中、どこに「家」と「個人」の問題が隠されているのか? ヒントはやはりこの文の中に登場する「国柄」という言葉です(また明日)。
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by tohramiki
| 2025-07-11 19:59
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by tohramiki
| 2025-07-10 12:24
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録画しながらなかなか時間が取れなかったNHK「時をかけるテレビ」、『斬られ役 〜大部屋俳優 58歳の心意気〜』をやっと観た。2001年に放映された大部屋俳優・福本清三を追った「にんげんドキュメント」の再放送を、池上彰さんと映画『侍タイムスリッパー』の安田淳一監督が語るという内容だった。これは何という偶然だろう? 生来の口下手で台詞が言えず「切られ役」ひと筋を決めた福本さんにある日、名前のある役が付く。2001年、東映が10年ぶりに企画した新作時代劇『RED SHADOW 赤影』である。その台本が画面に大写しになると、福本氏の隣には「松重豊」という名前が書かれているのだ。松重さんが演じた、2022年のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に登場する大部屋俳優・伴虚無蔵は福本清三がモデル、というより、脚本の藤本有紀さんが福本さんの生き様を投影したキャラクターであった。だから劇中、伴虚無蔵は福本さんが出演した『ラスト サムライ』ならぬ、ハリウッド映画『サムライ・ベースボール』に出演するのだ。松重さんは2001年の段階で既に、虚無蔵を演じる運命にあった、そんなふうにさえ思ってしまう。 ※写真はその『斬られ役 〜大部屋俳優 58歳の心意気〜』より。『RED SHADOW 赤影』の台本に書かれた福本清三と松重豊の名。data:iPhone15Pro 2 × #Instagram #MOLDIV #ORIGINAL #
by tohramiki
| 2025-07-10 07:37
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『ラジオ英会話』を聴いていたら、「What do you think is down there?」という文章が出てきて戸惑った。直訳すると「あなたはこの下に何があると思いますか?」となる。イギリスの「インディー・ジョーンズ」と呼ばれている考古学者ピーコック教授が、教え子で助手のジェシカと謎の海底ピラミッドを探すべく、小型潜水艇に乗り込む場面である。何に戸惑ったかというと、まず「think」と「is」、2つの動詞が1つの文中にあること、しかも続けて。もう1つは中学校で習う「直接疑問文」と「間接疑問文」である。簡単な例文を挙げると以下。 直接疑問文:Where does he live?(彼はどこに住んでいますか?) 間接疑問文:Do you know where he lives?(彼がどこに住んでいるか知っていますか?) このように「間接疑問文」の場合、「where」以下の節は助動詞が前出ない、いわゆる平常文となる。ならば上の文の場合も「What do you think down there is?」となるはずなのだ。他にも、例えば見かけに比べ圧倒的に若く見える吉永小百合さんみたいな年配の女性がいたとして、「彼女、幾つだと思う?」と訊くときは、「How old do you think she is?」とやはり後半の節は平常文になる。そこで毎度のことだけどインターネットというのは便利なもので、「What do you think is□文法」とGoogleの検索窓に入れると明快な答えが載っているページがあった。 上の例文だとちょっとわかりにくいのでそこに載っていたものを引用させてもらうと、例えば「What do you think the best film is?(最も素晴らしい映画は何だと思いますか?)」という文は、「What is the best film?」という疑問文に、「どう思いますか」という「do you think」という節を挿入した形になっているんだそうだ。ゆえに上の例文の場合は「What do you think is down there?」となっているわけだ。では吉永小百合さん構文をこのカタチに当てはめるとどうなるかというと、「How old do you think is she?」と、むしろシンプルな構造になったりするんだな。ちなみに吉永小百合さんは昭和20年(1945年)生まれの80歳だそうです。 ※参考資料<【文法】What do you think is ~ の語順>。写真は今朝のウォーキング中に撮影。いつも出会うクロネコさん。data:iPhone15Pro 2 × #Instagram #MOLDIV #ORIGINAL #
by tohramiki
| 2025-07-08 15:33
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午前3時40分に起床。いつものようにストレッチなどをして、4時半からジョギングに出た。今日、東京は今年初めての猛暑日を記録したそうだ。「熱中症警戒アラート」も出たらしいが、未だ梅雨明けはしていないという。確かにカラッとした「ああ、夏だなあ」という真夏のジョグ、あの至福の感覚はまだ味わえない。でも蒸し暑いだけの猛暑なりに、楽しみはある。まずは戻ってお風呂に入る前、冷たいシャワーで脚を冷やす。これがとてつもなく気持ちいい。火照った太腿やふくらはぎの筋肉が「うっひゃーッ」と歓声を上げているようだ。それともうひとつ、入浴前に冷房を入れておく。そのうえで麦茶を詰めたペットボトルとiPadを持ち込んで湯船に浸かり、『ラジオ英会話』をKindleでテキストを読みながら聴く。そうやってダラダラと大量の汗をかいてから上がると実に爽快。築50年の木造老朽アパートが、まるでハワイのコンドミニアムに様変わりしたようだ。いやホント。 ※写真は今朝の公園。朝顔を育てるための柵が作られていた。夏休みの宿題と言えば朝顔の観察だったな。昭和の話だけれど。data:iPhone15Pro 2 × #Instagram #MOLDIV #ORIGINAL #
by tohramiki
| 2025-07-07 18:57
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