6時起床。昨日もそうだったが、うーん、眠い、眠いと言いつつぬるめの風呂に入り、さらに入念にストレッチして眼を覚まし、7時よりjog。本日も秋晴れの元、122分走る。戻ってお風呂に入り、たっぷりと汗をかいてからいつものようにジュース・ミキサーで豆乳バナナを作り、CD/DVD兼用プレーヤーにグレイトフル・デッドの5枚組ライヴ・アンソロジー『SO MANY ROADS(1965〜1995)』のdisc3を入れ、一曲目の「アイズ・オブ・ザ・ワールド」を流しながらメール・チェックをする。一日のうちでいちばん幸せな時間である──はずだったのだが。
ショック(涙)。右チャンネルから音が出ない・・・そう、20年以上使い続けている骨董品的なマランツのアンプがまた壊れてしまった。今、Googleの検索窓に「毎日jogjob日誌 マランツ」と入れ、returnキーを押すと4件ヒットする。つまりこの4年間で4回修理に出しているワケです。そして今年の2月には、技術担当の方から直接電話を貰い、その際「もう部品が無いので完璧に直すのは無理。何とか音は出るようにはするけれど、1年、もしくは2年もすれば必ず同じ症状が出ます」という意味のことを伝えられていたのだった。
1回の修理にかかる費用は1万5千円から2万円。安いプリメインアンプなら買えてしまう値段であります。そして、その2月の段階で決めていたのです。今度壊れたら、残念だが新しいのを買おうと。このマランツのアンプと、BOSEのコンパクト・スピーカーの組み合わせで、ずっと長い間音楽を聴いてきた。25才の時フリーの編集者になり、幾つかの出版社で原稿も書かせて貰えるようになり、やっとのことでまともな生活が出来るようになった時中古で買ったのだ。つまりこのアンプとスピーカーの作り出す音は、僕の頭の中で鳴る音楽の音そのものだったのである。少なくともiPod Shuffleが登場するまでは。
正直、今の僕の経済状況で2万、3万というお金で新しいアンプを買うのは痛い。それでなくとも今年中にはiMacを買い換えねばならず、それに伴いデザイン・ソフトもアップ・グレードしなければならない。しかしまあ、音楽を聴くということも、僕の人生に於いてはとても重要なことなので致し方ない。しばらくはカタログなど集めて検討する日々が続きそう。そして古いマランツ君は捨てることなく、終身名誉アンプという長嶋茂雄サンのような立場になって頂き、ずっと我が家に居て貰うつもり。