5時起床。4日ぶりに走る。114分。戻って風呂に入り、メールチェックなどしている時不意に気づいた。今日は2月最後の日だった。家賃を払わなきゃいけない。あわててチャリにまたがり銀行へ行く。ここ半年ほどだろうか、月末に銀行に行くとすごい人がATMに並んでいる。これも銀行の合併が進み支店が整理されているからだろうか? 僕は原稿料の振り込み先等をみずほ銀行にしていて、家賃は管理会社が指定した三井住友から引き落とされる。だから一旦みずほでお金を下ろしてから改めて三井住友へ行って入金しなければならない。
今日は特にすごい人だった。みずほでは店の外の歩道にまで列が伸びていた。誘導する銀行員は二人しかいない。それも二人とも店内にいるから外の列が果たして一般のATMなのか記帳専門あるいは両替なのか判らない。スムーズに流れていたからマア良いけれど冷静に考えればヘンな話だ。暮のジャンボ宝くじの時は二人も三人も支店の外に出て客引き(?)をしてたのに。これじゃ銀行の評判悪くなっても仕方ないよな、と思う。
三井住友はもっとヒドかった。狭い行内にまさに蛇がくねってるように長蛇の列が出来ていて、案内しているのは「警備」の腕章をしたガードマンらしい初老のオジサンのみ。「お急ぎのところ申し訳ありませ〜ん」と何度も叫んでる。客同士が「エート、最後尾はココですよね?」なんて訊き合ってる中、カウンターの中の行員達は「知るかっ」といった顔でデスクワークをしている。いいのか、これで?
並んでる人はみんなイライラしてる。ジャンバーにパンチパーマのオッサンがATM機の前で「おーい、わし、コレわからへんっ」と関西弁で叫んでいる。だけど僕は眼の前にうす〜い膜が張ってるよーな感じでボーッとしてる。「何ンで大阪弁やねん?」とココロの中で小さくツッコミを入れる。自分にはイライラする元気もないことに気づく。
気持ちがヘロヘロに疲れていた。ネコの病気のこととかでココ数日思った以上に気を揉んでいたのかもしれない。フト誰かに会いたい、と思う。僕は男だからこういう時に会いたいのは女の人だ。だけどもう若くはないから、たとえこういう時に逢ってくれる心優しい女性がいたとしても、絶対に何かが好転するはずはないと経験則でわかっている。こんな男と会って、楽しいと思う女は何処にもいない。
とっとと家に帰ろう、と思う。帰ってみャ太に薬を飲ませなけりゃならない。昨日あたりから体力が回復し始めたのか、薬を飲ませようとすると病気のネコとは思えないほど抵抗する。噛まれて引っ掻かれてもう両手が傷だらけです(笑)