7時起床。昨日書いたように午前中必着の原稿があるので、jogは自粛して朝からiMacG4に向かう。しかし今日も眼が覚めません(涙)。朝風呂に入り汗をたっぷりかいても、ストレッチしてもだめ。仕方なく9時前に15分ほど仮眠してみるとやっと頭が起き出す。結局文章が書き上がったのは正午だったが、レイアウトに流し込んだりしていると結局1時過ぎ。ふうっ、それでも何とか終わった。残りは毎月恒例『ビデオ・ザ・ワールド』誌のAVレビュー13本と、B社のインタビュー原稿のみ。
レビュー用のDVDを観なければならないのだが、さすがに疲労がマックスまで来ていてなかなか進まない。昼寝をしたりボーッとしたり。夜、DVDの再生をオフにすると、偶然NHKで陸上競技の日本選手権、北京五輪選考会をやっていた。ちょうど400Mハードルの為末大選手が決勝を走るところ。昨日も同じように偶然準決勝を観た。これは何かスポーツの神様が「観なさい」と言っているのだろうと思い、仕事は休憩して観戦する。為末は怪我が治ったばかりとかで、昨日は明らかに調子が悪そうだった。今シーズンまったくレースに出られないまま臨んだという。
予選タイムは決勝進出者の中で最下位、スタート直前の表情も暗く見えた。後の報道によると「絶対に勝てない。北京を考えると二位狙いしかない」と思っていたそうだ。しかし始まってみると前半から力強い走りで飛ばし、最後のハードルを越えた時点では若い成迫に並ばれていたが、ホームストレートで素晴らしい伸びを見せ圧勝した。レース後のインタビューで為末は勝因を訊かれ、「過去の自分は現在の自分を決して裏切らなかった。それが自信になった」というような意味のことを語った。故障と失敗と挫折を乗り越えて来た者だけが言える言葉だと思った。
さて、Real Simple Japanのウェブサイトで連載中の『わけもなく泣くなんて嘘』の更新、「KY−空気は読めたほうがいいのか」の四回目
「立ち向かい方が変われば同じ失敗は繰り返さない」がアップされています。心理カウンセラーのだいごなおみさんは、「成功した人、現在幸せな人は、過去の失敗を決して他人のせいにしていないと思う」と発言しています。より良い人生を送りたいと思っている人、何かにチャレンジし続けたいと思っている方に読んで貰いたいです。それでは皆さま、良い週末を。