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どうも疲労が解消されてない。昨夜は午前1時には寝たのに、6時の目覚ましでどうしても起きられず。8時まで寝てしまう。9時よりjog。ますます暖かい。手袋を着けて出たものの、走り出すとすぐに取ってしまう。117分。友人のhatooonがブログに、六人の俳優がボブ・ディランを演じる話題の映画『i'm not there』予告編を貼り付けていて、初めて観た。噂には聞いていたけれど60年代のエレクトリック・ディランに扮するケイト・ブランシェット(!)が如何にも、で、すごい。『ベルベット・ゴールドマイン』もそうだったけれど、トッド・ヘインズという監督が撮ると、似てるとか似てない以上に何かその時代の匂いとか風みたいなものが、実にリアルに画面に溢れてしまう。映画作家の才能とはこういうことをいうのだと思う。
その辺がたぶん、オリヴァー・ストーンの『ドアーズ』なんかには決定的に欠けてたところだ。あの映画のカイル・マクラクランなんてまさにレイ・マンザレクにソックリなんだけれど、顔マネ芸人のモノマネ以上のものは何も無かった。まあ、別の意味で僕はオリヴァー・ストーン、好きなんですけど。それにしても映画『ノー・ディレクション・ホーム』と『ボブ・ディラン自伝』辺りからの、このホットな動きは何なのだろう。専門的なことは判らないが、21世紀になって、著作権や肖像権といった権利関係が色々とクリアーになったのではないか? つまりボブ・ディラン本人とそのマネージメント・チームに正当に分配されるようになったという意味です。結果、アーカイヴ・シリーズを始めとした過去の音源や映像が正式にリリースされるようになった──ような気がするのだけど、どうだろう。 広く知られていることだが世界初のブートレッグ、つまり非合法海賊盤は、後に『地下室〜ペースメントテープ』として発表される『グレイト・ホワイト・ワンダー』だった。ディランとザ・バンドによるデモ録音をアセテート盤にして関係者に配ったものが、本人達に無断で地下商品として流通したのだ。それが直接的な原因かどうかは不明だが、当時のマネジャー、アルバート・グロスマンは自らの抱えるアーティスト──ディラン、ザ・バンド、ピーター・ポール&マリー、ジャニス・ジョップリンetc.──の録音や肖像が公にされるのを極端に抑え込んだと言われている。ザ・バンドやジャニス・ジョップリンのウッドストック・フェスティバルに於けるパフォーマンスが、90年代になるまで観ることが出来なかったのはそのせいだ。 ボブ・ディランとグロスマンは70年代に入ってすぐに袂を分かったわけだけれど、それでも過去の音源や映像をディラン自身が本当に意味で自由に使えるまでにはそれなりの時間がかかったのではないか? ちなみに65年に発表されたアルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のジャケットに写っているすごい美人はサリー・グロスマンといって、そのアルバートさんの奥さん。リィヴォン・ヘルムの名著『ザ・バンド〜軌跡』によれば、アルバート・グロスマンは、大西洋の上空8マイルの地点で心臓発作を起こし飛行機がロンドンに着陸した時に亡くなった、とある。1985年のことで61才。ずいぶん若かったんだ。ディランのフォーク時代を描いたドキュメンタリー『ドント・ルック・バック』なんかを観ると、その頃でもうオジイサンにも見えるのだが。しかしながら彼の管理は90年代半ばくらいまで続く。人はそれをアルバートの亡霊と呼ぶ(ウソです。今僕が勝手に考えて書いた)。 ところで僕のとても好きな映画に『アメリカン・グラフィティ2』というのがあって、このエンドロールに流れるのがボブ・ディランの「ライク・ア・ローリングストーン」。しかしこの映画も80年代にはずっと商品化されなかった。こちらも中に使われていた楽曲の権利関係が色々とゴタゴタしていたからという噂があった。2000年代になって2度DVD化されたのだけど、今何となく気になって調べてみたら、この4月にもまた廉価版が出るみたいです。Amazon.co.jp だと1,350円。安いなあ。でもラストの「ライク・ア・ローリングストーン」、ちゃんと入ってるんだろうか? 何ンか切られてそうで恐いんですよね。単にクレジットがせり上がっていくところに流れるだけなんだけれど、物語内のどのシーンよりも良いんです。ちなみに『アイム・ノット・ゼア』日本語版ウェブサイトは←コチラ。
by tohramiki
| 2008-03-08 17:27
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