今日も5時起床。6時から117分走る。季節は進んでいるけれど、6時はまだ薄暗い。最近はデッドばかり聴いている。フト聴きたいなと思う音楽が、季節の移り変わりを感じるバロメーターになっている。毎年この時期の、冬の終わりになるとデッドが聴きたくなる。不思議だ。特に「ダークスター」のあの、ガルシアの空に舞い上がってはキラキラと降りそそぐようなギターが、今の季節の冷たい空気には良く似合うような気がする。
去年の十一月、
『追想特急〜lostbound express』の方に大ファンのミステリ作家・原寮さんの作品について書き、「ところで新作出ませんね」と書いたらひと月もしないでに九年振りの書き下ろし
『愚か者死すべし』(早川書房)が出た。
シンクロニティ、と言うほど大げさではないただの偶然だけど、来月デッドの73年『新しい夜明け』以降セルフレーベルからアリスタ時代までの後期作品を集めた12枚組BOXセット
『ビヨンド・ディスクリプション』が出るらしい。『火星ホテルから来たグレイトフル・デッド』(おお、今さらながらにナントかっこいいタイトル!)は確かすご〜い昔CDが出始めた頃にディスク化された以来だし、『ブルース・フォー・アラー』に至っては日本盤が出るのは初めてなんじゃないだろうか?
というコトはアナログ時代から一度も聴いていないのだ。自分でレコードは持っていなかったから、たぶん渋谷の「BYG」辺りで聴いてたんだよな。2002年にワーナー時代をまとめたやはり12枚組の
『ゴールデン・ロード』が出たから、絶対に後期もリマスターBOXが発売されると思って輸入盤を買うのをガマンしていたのです(涙)たぶん、買うよな、と思う。24,000円、ビンボー人にはイタイけど、この際手持ちのあまり聴かないCDを大量に処分しても買います──、って、別に誰かに向かって宣言しなくてもイイんですケドね。